混合肌の特徴は?
混合肌とは顔のパーツごとに肌質が大きく異なることが特徴です。
額から鼻をつなぐTゾーンの皮脂分泌量が多く、一方で頬から顎のフェイスラインであるUゾーンの皮脂分泌が少ない傾向があります。
そのため混合肌の方は、パーツ別に合ったケアを行う必要があります。
混合肌に多い肌悩み
顔のパーツによって症状や肌の悩みが異なる混合肌。
Tゾーンは顔のテカりやべたつきが現れやすく、ニキビや毛穴のトラブルが出やすくなっています。
またUゾーンは乾燥による小じわやくすみなどの肌トラブルが起こりやすいです。
さらに化粧ノリが悪く崩れたり浮いたりしてしまうのも混合肌の特徴です。
混合肌は乾燥が原因
混合肌の原因の中には遺伝もありますが、日々のスキンケアにも、肌質を変化させる要素が詰まっています。
特に大きなポイントが肌の乾燥。
肌が乾燥する原因として、加齢や冷暖房による送風、紫外線や花粉などの外的要素があります。
これらについては防ぎきれないこともあるので、まずは誤ったスキンケアを正すところから始めましょう。
Tゾーンはテカってしまうため、乾燥をしていないと思う方も多いかもしれませんが、実は肌の内部は乾燥しているため過剰に皮脂を分泌されているインナードライ肌の可能性もあります。
混合肌の特徴を捉えたスキンケアのやり方
皮脂分泌が多い部分と少ない部分とでスキンケア方法を変えるのが、混合肌のスキンケアの方法。
Tゾーンのテカりを抑えるために洗浄力の強いクレンジングで洗ってしまうと、Uゾーンや皮膚の薄い部分は乾燥してしまいます。
一方でUゾーンのかさつきをケアするために油分の多い保湿クリームを使っていると、Tゾーンがテカってしまうのでバランスが大切です。
まずは混合肌向けのクレンジングの選び方からご紹介します。
混合肌向けのクレンジング
クレンジングはメイクを落とすことが目的のため、肌質よりもメイクの濃さに合わせて選ぶようにしましょう。
リップやマスカラだけ部分的に濃いメイクを使っている方は、ポイントメイクリムーバーで事前に落としておくと良いでしょう。
混合肌向けの洗顔
メイクを丁寧に落としたら洗顔をします。
Tゾーンのベタベタ感が気になる方にとって、強い洗浄力のある洗顔料を選びがちですが実は逆効果。
必要な皮脂までも洗い流してしまい、乾燥がきっかけで余計に皮脂分泌してしまうことがあるためです。
また洗い方も重要で、泡立ててから直接肌に触れないようなイメージでマイルドに洗い流しましょう。
混合肌を労わるダブル洗顔不要のアイテム
忙しい方におすすめなのが1台2役の洗顔料「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」です。
肌に乗せると自然と泡が出てくるので、泡立てる必要がありません。
肌に乗せて約30秒から1分ほど置き泡がたったら、その後やさしくメイクと馴染ませてオフするだけで洗顔可能。
炭(※)配合の濃密な泡が、ゴシゴシ擦らずに肌表面の汚れを洗い流してくれます。
(※)吸着成分
混合肌におすすめの化粧水や保湿クリーム
洗顔後は時間をおかずに化粧水をつけて保湿しましょう。
化粧水にはいくつかジャンルがありますが、混合肌向けもしくは乾燥肌向けのものを選ぶのがおすすめです。
化粧水を塗ったら乳液やクリームでフタをします。乳液も化粧水同様に混合肌、乾燥肌向けのアイテムを選びましょう。
油分が多いためべたつく部分には薄塗りをして、乾燥しやすい部分には重ね塗りがおすすめです。
混合肌のスキンケア以外の改善策
正しいスキンケアを心がけること以外にも、自身でできるアプローチ方法は生活習慣を見直すことです。
例えば脂っこい食事を続けていると皮脂分泌を助長してしまったり、睡眠不足がきっかけで成長ホルモンが分泌されずにターンオーバーの乱れに繋がってしまったりすることもあります。
また乾燥しやすい季節はもちろん、暑い日につける冷房がきっかけで部屋の湿度が下がっている可能性があり
ます。
部屋は60%ほどの湿度にキープしておくように加湿器をつける方法もおすすめです。
肌の診断方法!肌質の見分け方とは?
続いては肌質の見分け方についてご紹介します。
起床後、洗顔後、メイクの崩れ具合の観点からそれぞれどのような状況が混合肌、もしくは乾燥肌や脂性肌なのかの目安になるのでぜひ確かめてみてください。
起床後の肌の特徴をチェック
起床後すぐにできることは洗顔前の肌チェック。混合肌の方は乾燥しやすい口周りや、顎や頬などのUゾーンを鏡で見てみてください。
|
うるおい(べたつき) |
乾燥 |
混合肌 |
〇 |
△ |
脂性肌 |
〇 |
× |
乾燥肌 |
× |
〇 |
また夜洗顔後にスキンケア化粧品をつけず就寝し、翌朝ティッシュを顔につける方法もあります。
起床後にティッシュを顔に当てて、額や鼻、頬、顎などに押しつけて下を向きましょう。
【各肌タイプの特徴】
混合肌:Tゾーンは落ちないがUゾーンは落ちる
脂性肌:ティッシュが落ちない
乾燥肌:ティッシュが落ちる
洗顔後の肌をチェックする方法
洗顔後のチェック方法としておすすめなのが、化粧水をつけずに5~10分放置してどのような肌状態になっているかをチェックする方法です。
【各肌タイプの特徴】
混合肌:TゾーンはべたつくがUゾーンはつっぱり感がある
脂性肌:全体的にテカっている
乾燥肌:全体的につっぱり感やかさつき感がある
日中のメイクの崩れ方で判断する
いつも通りメイクをして約5時間後、メイクがどのように崩れているかをチェックするのも方法の1つです。
【各肌タイプの特徴】
混合肌:皮脂で部分的にメイクが崩れていて、皮が剥けて凹凸感がある
脂性肌:皮脂で全体的にメイクが崩れている
乾燥肌:部分的にメイクが崩れていてつっっぱり感がある
混合肌に似た特徴をもつ肌質
混合肌の中には敏感混合肌と呼ばれる肌質の方がいます。
混合肌の特徴に加えて、菌バランスが上手く取れておらず、化粧品によってはピリつきが気になる方のことです。
マイルドな化粧品を使うことはもちろん、肌の基盤を整えることが重要。
ニキビの元のアクネ菌の増殖を抑えたり、美肌菌と呼ばれている善玉菌とのバランスをとったりすることを意識しましょう。
大人ニキビ肌の特徴
混合肌の方の中には大人ニキビが発生してしまうこともあります。
実は大人になってから発生するニキビは、思春期ニキビの過剰な皮脂分泌ではなく乾燥によるものが多いです。
そのためニキビが起きている部分には徹底的に保湿をしておくことが重要。
さらに不規則な食事や喫煙、避妊薬やホルモン剤などの薬物治療なども影響を与えています。
肌だけにフォーカスするのではなく、普段の生活習慣から見直してみることも大切です。
混合肌の特徴を知って適切なスキンケアをしよう
今回は混合肌の特徴であるパーツ別の肌質の違いやスキンケアの方法についてご紹介しました。Tゾーンは脂っぽく、Uゾーンはカサついてしまうのでパーツに合わせたケアが必要です。
ぜひ混合肌の特徴を知って、適切なアプローチを続けていきましょう。
執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 小森
当記事は、大人肌研究所の研究員の小森が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
運営元
株式会社ウィルミナ