化粧水がべたつく原因とは?ベタベタはなぜ起きる?
化粧水がべたつく原因は、ベタベタするタイミングで変わってきます。
スキンケアを行ってすぐにべたつく場合は肌と化粧水の相性が悪い可能性が高く、しばらく経ってからべたつく方は肌そのものに原因があります。
化粧水を変えるだけであれば比較的すぐに改善されるかもしれませんが、皮脂の過剰分泌が起こっている場合は根本的なケアが必要になります。
ベタベタ肌のデメリット
肌がべたついているとテカりが目立ってしまうだけでなく、空気中のホコリや街中のゴミが肌に付着しやすくなり、炎症や赤みの原因になります。
さらにべたついている状態は肌がふやけているケースが多いので、肌本来が持つバリア機能の乱れにつながります。
スキンケアをしても期待できる効果を得られにくくなり、どんどん扱いにくい肌になってしまうのです。
1. スキンケア直後のベタベタ感は化粧水との相性が原因
スキンケアをした直後に肌がべたつく方は、肌質にあっていない化粧水をつけている場合があります。
化粧水の目的は水分を補うことで、その後の乳液やクリームで油分を与えたり化粧水の蒸発を防いだりします。
油分の配合が多く保湿力の高い化粧水を使っていると、肌に必要以上の油分を与えることになり肌に弾かれてしまっているかもしれません。
元々水分と油分のバランスが良い普通肌の方や、油分の方が多い脂性肌の方はサラッとした水分量の多いテクスチャの化粧水を選ぶのがおすすめです。
また化粧水によっては肌の角質層に浸透しにくいものもあります。
そのような場合も同様に補給しきれなかった分の美容成分が肌表面に残ってしまい、べたつきが気になる肌になってしまいます。
2. 化粧水がいつまでもべたつくのは隠れ乾燥が原因
スキンケアをしてしばらく経ってからべたつくのは、インナードライ肌の可能性があります。
インナードライ肌とは、肌表面の油分は多くベタベタとしているのに、目には見えない肌の内部は乾燥している状態のことです。
ベースメイクが乗りにくかったり、Tゾーンはべたつくのにフェイスラインや口周りはカサついていたりする肌の方はインナードライ肌の可能性があります。
主なインナードライ肌の原因3選
インナードライ肌になってしまう原因として、間違った洗顔方法と紫外線対策不足、そして加齢の3つが挙げられます。
1つ目は過度なクレンジングや洗顔です。肌のべたつきが気になって1日に2回以上洗顔するのはNG。
過度な洗顔によって肌に必要な皮脂までも落としてしまい、乾燥を招いてしまいます。
肌は乾燥していると勘違いしてしまい、いつもよりも多くの皮脂を分泌しようとさせてしまい負の連鎖につながります。
2つ目は紫外線対策をしていないことです。
少ししか外に出ないからといって日焼け止めクリームや日傘などによる対策を怠っていると、紫外線が肌にダメージを与えてしまいます。
紫外線はそばかすやシミの発生を助長するだけでなく、肌を乾燥させてしまいます。また自宅にいても太陽光の当たるところにいる時間が長い方は、窓を通り抜けて紫外線を浴びている可能性もあるので注意が必要です。
3つ目は年齢を重ねることによる、保湿力の低下です。
加齢と共に肌の保湿成分が減少するだけでなく、肌本来が持つターンオーバーの機能も弱まりやすくなります。
その結果、インナードライ肌になってしまうのです。
肌のべたつきを予防する対策は?
肌がべたつく原因をあげましたが、改善につなげる対策はあります。
いずれにしても化粧水選びと使い方は重要なポイントなので、ぜひ普段の生活を見つめ直して見てください。
ベタベタしない化粧水を選ぶ
肌がべたつく方におすすめの化粧水は、テクスチャが軽く水分量が多いもの。
化粧水を選ぶ際にチェックしておきたいのが、配合されている保湿成分です。
一言で保湿成分と言っても働き方は成分によって様々で、保湿力も異なります。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどは、水分を抱え込むため美容液やクリームに含まれていることが多く保湿力が高い成分です。
他にも水分を挟み込むセラミドやホホバオイルやワセリンなどは肌の表面に膜を作る役割を持っており、こちらも保湿力が高い傾向があります。
パッケージの裏を見てみると商品に含まれている成分が記載されており、多いものから順に載っています。
成分によって肌との相性が良いものがあったり、商品によって配合されている濃度が異なったりします。
そのため一度試してみて、様子を見てみるのがおすすめ。
今使っている化粧水が合わない方は、まず今使っている化粧水に何の成分が含まれているか確認をして新しい化粧水を選んでみてはいかがでしょうか。
化粧品の塗る順番や量が正しいか確認する
化粧水を塗って肌がべたつく方の中には、1回に使う量が多い方もいます。
保湿のために適量以上を使っても、肌の角質層に浸透しないものは肌に留まってしまいべたつきの原因になります。
商品によって異なりますが、おすすめの塗り方はTゾーンの額と鼻、両頬、顎の5点に化粧水を乗せて塗り広げる方法です。
濃密なスキンケアアイテムは肌角質層までの浸透に時間がかかり、浸透していないまま次のステップにうつるとべたつきやすくなってしまいます。
基本的な順番は化粧水→美容液→乳液・クリームの順番。
テクスチャの軽いものから段々と重めのものに移っていくと、それぞれが効果的に浸透しやすくなります。
日中のべたつきは朝のケアとミスト状化粧水で対策
時間が経つにつれてメイクがよれていったり乾燥したりするインナードライ肌の方にとって、朝のスキンケアは重要。
十分に保湿をすることでメイク乗りの改善や過剰な皮脂分泌を防げるので、ぜひ念入りにお手入れをしましょう。
そして日中のケアはミスト状の化粧水を活用するのがおすすめ。
シュシュっと吹きかけるだけで潤いを補給できるので、バッグのスタメンアイテムとして押さえておきましょう。
特に冷暖房のきいている室内にいる時間が長い方はこまめに使うのがベターです。
ヒト幹細胞培養液配合の美容液で集中ケア
おすすめの美容液が「クロノレスト エクソルセラム」です。
ヒト幹細胞培養液のエクソソーム(保湿成分)が配合されていて、「サラッ!トロッ!」なテクスチャで伸びのよさも魅力。
肌の調子を整えることを目指したアイテムで、スキンケアの土台から見直したい方にぜひ試して欲しい美容液です。
詳しくはこちら
化粧水の選び方や使い方以外のべたつき対策
肌のべたつきは化粧水の使い方や選び方だけでなく、日々の過ごし方も影響しているかもしれません。
過剰な皮脂の拭き取りと睡眠不足、食生活など何気なく行っている習慣を見直してみてください。
あぶらとり紙の使用や1日2回以上の洗顔
ベタつきが気になってあぶらとり紙を使ってケアしている方も多いかと思います。
しかし実はあぶらとり紙は肌に必要な油分までも落としている可能性があります。
また同様の理由から、朝晩以外の過度な洗顔は控えましょう。
睡眠不足や脂の多い食生活もNG
健やかな肌を作るためには、良質な睡眠をとることも重要です。
寝ている間に分泌される成長ホルモンの恩恵を受けられないと、肌質にも悪影響を及ぼします。
寝る前にスマートフォンやテレビを見ているとブルーライトを浴びてしまい、脳を活性化させて質の良い睡眠が取りにくくなります。
さらに食生活の見直しも重要です。
油や糖を多く含む食事が多いと皮脂の過剰分泌につながり、べたつきの原因になります。
化粧水がべたつく方は原因を見直そう
今回は化粧水をつけて肌がべたつく方の原因から対策を紹介しました。
化粧水を変えるだけで改善できるケースもあれば、肌を根本的にケアしていく必要がある場合もあります。
べたつくのが気になる方はぜひ今使っている化粧水の成分や、肌の調子、生活習慣などを見つめ直してみましょう。
執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸
当記事は、大人肌研究所の研究員の城戸が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
運営元
株式会社ウィルミナ