化粧水の付け方の前に役割を知ろう!
化粧水には肌を整えるという役割があります。
水分量が多い化粧水を洗顔後の清潔な肌につけることで、その後の乳液や美容液の働きを助けてくれることがあります。
最近では化粧水でありながらもしっとりとしたテクスチャのものや、さまざまな美容成分が入っている商品も多数あります。
化粧水を選ぶ際は理想の肌に近づくための成分が配合されているかチェックするようにしましょう。
化粧水の付け方のポイント
化粧水は付け方に少しこだわることで、役割をより効果的に発揮してくれることがあります。
コットンと手、どちらを使うのがいいのか?適量とはどのくらい?など、よくある疑問から解説していきます。
化粧水はコットンと手のどちらを使うのがいい?
化粧水を塗る時は、肌の状態や用途によってコットンと手を使い分けましょう。
手を使うとコットンよりも少ない摩擦で塗れますが、手にタオルの繊維や細かい汚れが付着している場合もあるので、必ず手を清潔にしておくことが必要です。
コットンを使う場合、洗顔では落とし切れなかった細かい汚れや浮いた角質などを拭き取りつつ、化粧水で水分補給ができます。
ごしごし擦ると肌へのダメージが大きいので、扱い方には注意が必要です。
どちらも化粧水を塗る時に適した方法なので、好みの使い心地や肌の状態に合わせて使い分けるのがいいでしょう。
1回あたりの化粧水の適切な使用量
化粧水はもったいぶらずにたっぷりと使いましょう。
目安としては500円玉程度ですが、一度に手に取るとあふれてしまうので2回くらいに分けて使うのがおすすめ。
しっとりとしたテクスチャや、ベタつきが気になる方は量を調節しても問題ないですが、まずはメーカーが推奨する量で試してみましょう。
化粧水の正しい付け方
化粧水は塗ればいい、というものではなく付け方や塗るタイミングも重要です。
化粧水は洗顔の直後、水分が蒸発する前のタイミングに乗せていくのがベター。
また化粧水のノリをよくするために導入美容液をつけたり、化粧水の後は乳液やクリームでパックしたりすることで化粧水の効果を発揮しやすくなります。
さらに朝のスキンケアには紫外線対策、夜は保湿効果のある化粧品を付けるのがおすすめです。
ここからは化粧水の正しい付け方について、注意すべきポイントも併せてご紹介していきます。
500円玉くらいの化粧水を手に取る
まずは清潔な手のひらに500円玉分くらいの化粧水を手に取ります。
1回では手のひらからこぼれてしまうので、3-4回に分けてつけるのがおすすめ。
化粧水も5点置きを意識する
手にとった化粧水はやみくもにつけるのではなく、クリームやリキッドファンデーション同様に額や鼻、両頬、あごの5点に乗せていきましょう。
その後手に残った化粧水を顔全体に広げていくことで、ムラなく顔全体に塗り広げられます。
化粧水は顔の内側から外側に馴染ませる
化粧水を伸ばしたら顔の内側から外側に向けて馴染ませていきましょう、優しくプレスするように塗り広げ、肌から手を離したときに吸い付くような感覚があれば馴染んでいる証拠です。
足りない部分は重ね付けをしてうるおい補給。
特に皮膚の薄い目元や口元などは水分が蒸発しやすいので、念入りに塗るのを意識しましょう。
残った化粧水は首やデコルテに塗る
スキンケアは顔面だけでなく、首元やデコルテまで塗り広げていきましょう。
首元は皮膚が薄いので水分が蒸発しやすく、水分不足からシワの発生に繋がってしまうこともあります。
年齢が出やすいパーツとも言われているので、鎖骨にかけて念入りに伸ばしていくのがおすすめ。
化粧水のあとはすぐに乳液を使う
化粧水のみを塗ってスキンケアを終わりにしてしまうと、皮膚から必要な水分も蒸発し、乾燥を招いてしまうことがあります。
化粧水で水分を補給することはもちろん大切なのですが、その後すぐに乳液やクリームでパックするのも同じくらい重要です。
コットンを使った化粧水の付け方
化粧水を手ではなくコットンでつける場合、特に注意してほしいのが量と付け方です。
一般的には手のひらに乗せるよりもたっぷりの量をコットンに染み込ませ、全体がひたひたになる量が目安。
もったいないからと少量しか使わないと、塗っている最中に肌の天敵である摩擦を起こしてしまいます。
付け方も重要でできるだけ力を入れないのがベターです。
肌の上をサラッとなぞるような感覚で塗り広げ、コットンの広い面では賄いきれない細かい部分はコットンを折りたたんで押すようにつけましょう。
ゴシゴシと擦ったり、過度なパッティングは厳禁です。
スプレーを使った化粧水の付け方
化粧水にはスプレータイプもあり、家にいるときだけでなく外出時にも使えます。
朝のスキンケアタイムにはメイク前にムラなくスプレーすることで、メイクノリがよくなる効果があったり、メイク崩れが気になる夕方にもおすすめ。
汗や皮脂で浮いてしまったメイクをさっとオフすることで簡単にメイク直しができ、化粧水スプレーはつけたいときに1日に何度も付けられるというメリットがあります。
化粧水スプレーは乾燥を招くリスクもある
化粧水スプレーは便利アイテムである一方で、使い方を誤ってしまうこともあります。
まず大切なのは、化粧水スプレーをつけた後にハンドプレスを怠らないことです。
スプレーをかけただけでは化粧水の水分が蒸発してしまうと共に、肌角質層の水分も抜けてしまうことがあります。
また化粧水スプレーに含まれている成分も要チェック。
できるだけ保湿力が期待できるアイテムを選ぶのがおすすめで、目的や効能まで確認しておきましょう。
化粧水の付け方はメンズも同様
化粧水の付け方については女性男性問わず同じです。
肌へのダメージを極力抑えるような塗り方、そして化粧水後の保湿ケアまで一貫して行うことを意識しましょう。
化粧水のNGな付け方
化粧水を塗る際に覚えておきたい やってはいけない塗り方もご紹介していきます。
「過度なパッティング」と「塗り残し」、「少量のみ手に取ること」の3点は要チェックです。
化粧水が染み込まないからと強く叩く
化粧水をつけるときに強く叩く過度なタッピングはNG。
顔をパタパタと動かして塗り広げる分には、肌の血行を促すメリットがありますが、肌をパンパン叩いたり、擦るように塗ったりするのは間違った塗り方です。
塗りムラや塗り残しがある
化粧水の塗り残しがあると、その部分の乾燥が進んでしまいます。
化粧水を塗る時は顔の内側から外側にかけてまんべんなく、かつ生え際やフェイスラインも意識して塗りましょう。
十分な量の化粧水をコットンに含んでいない
化粧水は基本的にたっぷり使うのがおすすめです。
美容成分が少ない化粧水は、保湿系化粧品よりも多めにとって肌に馴染ませるようにしましょう。
テクスチャがさっぱりとしている分、少量しか塗らないと肌への摩擦が起こりやすく、かえってダメージを与えてしまう可能性があります。
肌タイプ別の化粧水の付け方のポイント
化粧水は肌タイプや季節による肌の変化に合わせて、つけ方や量を調整するのがおすすめです。
特に脂性肌の方や日焼けによるほてりが気になる夏場には、コットンに化粧水をたっぷり馴染ませて約5分ほどパックするスキンケア方法をぜひ試してみてください。
美容成分が多いといわれる既製品のパックと異なり、化粧水でパックすることでさっぱりとした感覚を味わえます。
ニキビ肌の方は化粧水の重ね付けがおすすめ
ニキビは肌の炎症の1つです。
思春期にできたニキビはホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌による影響が多いですが、大人になってからのニキビの場合は表面はべたついていても、実は内部は乾燥しているケースもあります。
皮脂分泌は肌のバリア機能の1つで、乾燥から肌を守るための防衛本能でもあります。
あぶらとり紙やスクラブでテカリを抑えるのは一時的なケアに過ぎません。
一方で化粧水を使って徹底的に水分を補給してあげることが根本ケアでは重要なポイントです。
乾燥肌や冬場は普段以上の補給
乾燥する時期には普段よりもたっぷりのうるおいを、化粧水で補給してあげることがおすすめです。
肌から手を離す際に吸い付くような感覚があるまで、念入りにつけましょう。
敏感肌の方は手のひらケア
敏感肌の方はできるだけダメージを与えないようなケア方法が大切。
コットンは柔らかいため肌への負担が少ないイメージもありますが、コットンの繊維で肌を痛めてしまう可能性があるので、手のひらでのケアがベターです。
化粧水の選び方
朝と夜ではスキンケアの目的だけでなく、肌の状況も異なります。
タイミングを問わず同じ化粧水を使っている方が多いと思いますが、つけるときにあったアイテムを選ぶのが理想です。
テクスチャとしてはさっぱりタイプとしっとりタイプ、成分としてはビタミンCやヒアルロン酸などが含まれているものなどさまざまです。
迷ったらオールインワンという選択肢も!
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(※2)、プラセンタエキス
(※2)、杏仁オイル(パーシック油)
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顔周りはもちろん首元のスキンケアにも使用できます。
オールインワンジェルで手軽にスキンケアがしたい、高保湿のスキンケアでしっかり保湿したいというかたにおすすめです。
(※1)保湿成分:加水分解ハトムギ種子、ハトムギ種子エキス(大人肌研究所 公式HPより)
(※2)すべて保湿成分
化粧水の正しい付け方を知ってスキンケア効果を高めよう
今回は化粧水を手のひらで塗るかコットンで塗るかの違い、そして塗り方についてご紹介しました。
毎日使う化粧水だからこそ、誤った使い方をしていると肌への負担も大きくなってしまいます。
ぜひこの記事を参考に、日々のスキンケアを見つめてみてください。
執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸
当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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