基礎化粧品の順番は?朝夜のスキンケア方法や目的も徹底解説

2022.09.01

正しい基礎化粧品の順番は?



基礎化粧品は、テクスチャが「サラサラしている商品」からつけはじめ、「濃厚でこってりとしている商品」を最後につけるのが一般的です。

スキンケアアイテムには水分が多いものと油分が多いものがあり、化粧水は水分量が多く、乳液やクリームは油分量が多い傾向にあります。

化粧水をつけて乳液でフタをする、というのが正しい順番です。

基礎化粧品の役割を知ると順番を覚えやすい



基礎化粧品にはメイク汚れを落としたり保湿したりと、役割が異なります。
それぞれの役割を知ることで順番も覚えやすくなるので、ここからは各アイテムの目的と順番をご紹介します。

1. クレンジング・洗顔



基礎化粧品をつける前に行ってほしいのが、メイクや肌に付着した汚れを落とすこと。
クレンジング剤はメイク汚れや皮脂など、水性だけでなく油性の汚れを落としてくれる役割を持っています。
定番のクリームタイプのものから、シートの拭き取りタイプ、ジェル、オイルまで、さまざまなタイプのアイテムが展開されているのが特徴です。

洗顔料はクレンジング剤よりも洗浄力が低いですが、肌についたホコリや古い角質などを落とし、肌を清潔に整えてくれる役割を持っています。

クレンジングも洗顔も日中メイクをして出かけた日の夜のスキンケアには必要不可欠ですが、朝のスキンケアには洗顔料を使わずに水洗顔だけでもいいケースがあります。
就寝中に汗をかかない方や乾燥が気になる肌質の方は、水洗顔がおすすめです。

時短クレンジングにおすすめ!摩擦と乾燥を防いでメイクを落とす



時短かつ摩擦を軽減してくれてクレンジングから洗顔までできるのが、炭配合濃密泡を使用したオールインワンクレンジング「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」です。

肌に塗ると自然に泡立ち、クレンジングフォームで炭(※1)が配合されている濃密泡が、メイク汚れや余分な皮脂、古い角質をしっかり落としてくれます。

炭の吸着性を高める天然クレイ(カオリン(※1))を配合することで、高い洗浄力なのも魅力!
植物由来成分配合(※2)で、洗い上がりの肌を整えてくれます。鉱物油、アルコール、パラベン、合成香料が無添加なのもうれしいポイントです。

(※1)吸着成分
(※2)アーチチョーク葉エキス、サボンソウ葉エキス、ノイバラ果実エキス、ブドウ葉エキス(いずれも保湿、収れん剤


2. 化粧水



化粧水は洗顔後の繊細な肌に水分を与えること、そして後に使う美容液やクリームを肌に馴染みやすくさせるのが目的です。

うるおいが補充されることで、乾燥しにくい肌へ導いてくれます。
化粧水はテクスチャが水のようにさっぱりしているものが多く、肌の角質層にしっかりと浸透させることが重要です。

化粧水の効果を高めるブースター(導入液)



「ブースター」は、化粧水の入りをより良くするアイテムです。化粧水の前に使用します。
ブースターは導入液とも呼ばれており、化粧水と肌を馴染みやすくしたり、成分の浸透をサポートしてくれます。

ブースターのステップを踏まずに化粧水をつけても問題はないのですが、化粧水のノリがよくないと感じている方はぜひ取り入れてみてください。

3. 乳液



次は、化粧水で補った水分の蒸発を防ぐ乳液やクリームを使います。
化粧水と乳液・クリームは1セットで、どちらか片方のみを使っていてもあまり意味を成さないどころか逆効果になってしまうこともあります。

就寝中の乾燥を防いでくれるため翌日のメイク乗りがよくなったり、バリア機能が高まることで日中のダメージも受けにくくなったりします。

手軽にケアしたい方はオールインワンがおすすめ



手軽にスキンケアがしたい方にはオールインワンがおすすめです。
化粧水や乳液、美容液などの成分がまとまっているので1ステップで完了します。

「I・B・Oハトムギ配合モイストリッチジェル」は化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックの5つの役割が入った保湿ジェルです。
2種類の北海道産のハトムギ由来エキス(※1)が、みずみずしく滑らかな肌へ整えてくれます。

パルミチン酸レチノール(※2)、プラセンタエキス(※2)、杏仁オイル(パーシック油)(※2)をたっぷり配合しており、高保湿なのも魅力!
鉱物油、パラベン、アルコール、香料、着色料が無添加なのもうれしいポイントです。

顔周りはもちろん、首元のスキンケアにも使用できます。
オールインワンジェルで手軽にスキンケアがしたい、高保湿のスキンケアでしっかり保湿したいという方におすすめです。

(※1)保湿成分:加水分解ハトムギ種子、ハトムギ種子エキス(大人肌研究所 公式HPより)
(※2)すべて保湿成分


朝夜別の基本的なスキンケアの順番と目的は?



基礎化粧品を使うタイミングは朝と夜の洗顔後が一般的ですが、それぞれのタイミングでもスキンケアの目的が異なります。

肌のターンオーバーは睡眠中に行われるため、特に夜のスキンケアは丁寧に行いましょう。

朝スキンケアの役割と順番



朝のスキンケアには就寝時の皮脂や汗などを落とし、紫外線対策を行うという目的があります。
一般的な順番は【洗顔→化粧水→乳液】で、夜のスキンケアと異なるのはここに日焼け止めやUVカットクリームなどをつけて、日中のダメージを予防することです。

またこの後にメイクをする方にとっては、重いテクスチャのアイテムをつけるとメイク乗りが悪くなることがあるのでさっぱりタイプのものを選ぶのがおすすめ。

夜のスキンケアの役割と順番



一方の夜は日中に浴びた紫外線や外的ダメージをケアする必要があります。
基本的な順番は朝のスキンケアにスペシャルケアを追加するイメージです。
メイク乗りを意識する必要はないので、コッテリとしたテクスチャのアイテムを使い丁寧なケアを心がけましょう。

夜スキンケアは基礎化粧品+αのケアをしよう



夜のスキンケアは【クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液】が一般的な順番です。
クレンジングの際、デコルテ周りまで日焼け止めクリームを塗ったらそこまでしっかりと落としましょう。

夜のスキンケアに追加してほしいのが美容液です。
美容液は1日頑張った肌への栄養剤のようなイメージで、しっかりと栄養を補うことで、健やかな肌に導いてくれます。
なりたい肌質によっておすすめの配合成分が異なるので、ぜひ目的と照らし合わせながら選んでみてください。

年齢に応じた集中補修ができる美容液



「クロノレスト エクソルセラム」は、エイジングケア(※1)ができる美容液。
鉱物油・パラベン・アルコール・香料が含まれていない肌に配慮した設計になっているのが嬉しいポイントです。

ナイアシンアミド(※2)を配合していて、肌にうるおいを与え乾燥しにくい状態へと整えます。
普段のスキンケアにプラスして年齢肌をケアしたい方におすすめです。

(※1)年齢に応じたケア
(※2)保湿成分


部分用で美容液で目元や口元の集中ケア



乾燥が気になる部分には化粧水の後に集中ケアをしましょう。
目元や口元などの皮膚が薄い部分は就寝中の乾燥により、シワができやすい部分です。
肌年齢が顕著に現れてしまうパーツでもあるので寝る前の保湿がおすすめ。

そこで試してほしいのが、集中ケアができる部分用美容液「I・B・Oハトムギ配合リッチエッセンス」です。
北海道産のハトムギ由来エキス(※)やパルミチン酸レチノール、プラセンタエキス、杏仁オイル(パーシック油)(いずれも保湿成分)を配合したアイテムで、角質層までうるおいを届けてくれます。

(※)保湿成分:加水分解ハトムギ種子、ハトムギ種子エキス(大人肌研究所 公式HPより)

パックはいつ使えばいい?



シートマスクやパックには、肌の悩みや用途に合わせて美容成分が含まれています。
肌に密着させ、一定時間置くことで効果が期待できるアイテムです。
順番としてはフタをする前の、化粧水と乳液・クリームの間に行うのがおすすめ。

シートマスクは商品によってテクスチャがさまざま。
さっぱりしているものからこってりしているものまであり、基本的に美容液の前につけるのが一般的ですが重めのパックをする場合は、美容液の後に使うのもおすすめです。

基礎化粧品を使う際のポイント



これまで基礎化粧品の順番についてご紹介してきましたが、それ以外にもスキンケアの質を高める美顔スチーマーの使い方や、何気なく設定している方も多い洗顔中の温度、さらに洗い方やアイテム選びなども重要です。

基礎化粧品は季節にあったものを選ぶ



日本には四季がありそれぞれ乾燥具合や紫外線の量などが大きく変わります。
外部の環境の変化によって肌の調子も変わってくるので、時期にあったアイテムを選ぶようにしましょう。

乾燥しやすい冬の時期にはこってりタイプのテクスチャの基礎化粧品を使ったり、スペシャルケアを朝にも取り入れてみたりするとよいでしょう。
一方で夏は紫外線によるシミ予防が大事な時期です。ビタミンC誘導体が含まれたアイテムは、シミ対策におすすめの成分です。

美顔スチーマーはクレンジング前がおすすめ



美顔スチーマーで肌に蒸気を当てることで、ポカポカと温かくなり血流の流れを促進してくれます。
クレンジング前に使うことで汚れが落としやすくなるのはもちろん、朝のメイク前に使うと化粧の乗りをよくしてくれる効果も期待できます。

洗顔の水は32度のぬるま湯程度がベスト



洗顔時の適切な温度は30〜35度のぬるま湯です。
入浴時に洗顔する方はシャワーの温度を変えずに洗い流している方は多いと思いますが、肌を労わるなら洗顔用に温度を調整してください。

また水圧の高さがダメージになるため、シャワーを直接顔にかけるのもおすすめできません。
水を手に溜めてから顔に付けて洗顔料を落としていきましょう。

入浴中のパックはおすすめできない



パックを入浴中に行っている方もいるかもしれませんが、実はこの方法もおすすめできません。
お風呂に入っている間に浴槽からの水蒸気や汗によって、美容成分を取り込むのではなく一緒に流れてしまうためです。
パックのスキンケア効果を高めるためには、バスタイムでの使用は避けましょう。

美容オイルは美容液と同じ順番がおすすめ



美容液と同じ働きをもつ美容オイルは、美容液の代わりに使うのが一般的です。
しかし導入液として使われるものや、フタをした後につけるものなどがあります。
そのため、実は正しい順番は商品によって異なります。事前に使用手順を確認しておきましょう。

肌をゴシゴシこするスキンケア方法はNG



順番だけでなく洗い方も重要です。摩擦になってしまう方法でスキンケアを行うのは控えましょう。
洗顔時には泡をうまく使い、手と顔が直接触れないように心がけたり、化粧水や乳液は優しく下から上を意識してみたりするのがおすすめ。

基礎化粧品をつける順番を見直そう



基礎化粧品は順番を守って行わないと、期待できる効果が発揮されにくいです。
今回ご紹介したように、洗顔→化粧水→乳液をベースに、美容液やブースター、パックなどを活用して、健やかな肌作りを目指しましょう。

※画像は全てイメージです。
※記事内の情報は、グリーニュースプラス編集部の調査結果(2022年8月)に基づいたものです。



執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸

当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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