洗顔時のすすぎはなぜ重要?
洗顔のすすぎの目的は、肌に付着した汚れや、洗顔料を落とすステップのうちのひとつ。スキンケアにおいて大切なステップです。
洗顔料には一般的に界面活性剤が含まれているため、長時間肌に付着したままだと肌荒れの原因になります。
食器洗いの要領と同じで、泡がついたまま放っておくと垢のように残ってしまい綺麗な状態とはいえません。
水でしっかりとすすぐことで綺麗な食器を保てる、というメカニズムと同じです。
洗顔のすすぎ残しがあるとどうなる?
すすぎ残しがあると、メイクや細かい汚れが肌に残ったままになります。
また、落ち切らなかった洗顔料が汚れと混ざって毛穴に詰まり、
ニキビや肌のザラザラ感の原因になることも。
せっかく肌を清潔にしようと洗顔したにも関わらず、最後のすすぎが甘いと肌トラブルに繋がってしまうため、「すすぎ」はスキンケアにおいて非常に大事なステップだといえますね。
すすぎ残ししがちなスポット
特に、すすぎ残しが多いポイントは
顔の凹凸部分。
例えば、髪の毛の生え際や目頭下の鼻の付け根、小鼻、フェイスライン、顎の裏などです。
すすぐ際は鏡で泡がついていないか目視するのはもちろん、手で触ってみてぬめりがないかまでチェックしましょう。
洗顔時の正しいすすぎ方とは?
洗顔時の正しいすすぎ方は、ぬるま湯を両手ですくい、優しく撫でるように押し付けるのが正解。
30回ほどすすぎ、洗い残しのないように意識するのがポイントです。
ポイントはサッと簡単にすすがないこと。目には見えない汚れや洗顔料が残っている可能性があるため、念入りにすすぐことを心がけましょう。
顔のパーツごとにわけてすすぐ
顔全体的にバシャバシャとすすぐと水が行き渡らない部分ができ、すすぎ残しの原因となります。
顔のパーツごとに分けてすすぐことで、顔全体がきれいに洗えます。
例えば、まずは額をすすぎ、次に目元をすすぐ、続いて鼻…というように、1パーツずつすすぐといいでしょう。
下から上に向かってすすぐ
洗顔料のすすぎ残しのないように洗い流すのはもちろん、すすぐ際の方向も重要なポイントです。
化粧水や乳液を塗るときと同様に、下から上に向けてすすぐのが大切。
上から下への動きは顔のたるみやしわの元になってしまう可能性があるためです。
シャワーを直接あてるのはNG
シャワーの水で直接顔を洗い流している方も多いはず。
水圧がちょうどよく気持ちがいいかもしれませんが、実はダメージになっている可能性があります。
顔の皮膚は柔らかく繊細であるため、水圧の強いシャワーを当てると汚れだけでなく肌の角質層まで剥がれやすくなってしまいます。
結果として、必要な皮脂までも落ちてしまい、乾燥肌を引き起こしてしまう場合があるのです。
また、洗面器に入れたお湯ですすぐのも、衛生的な面からおすすめできません。常に蛇口から出る清潔な水ですすぐようにしましょう。
洗顔のすすぎの適温は30〜35℃
洗顔時に顔をすすぐ際は、体温よりも少しぬるめの温度、30〜35℃ですすぐのがおすすめです。
その理由は、適度に肌が柔らかくなり、汚れを落としながら、必要な皮脂は残すことができるため。
冷たすぎると肌にとって刺激になります。
逆に、熱いお湯は必要以上に皮脂を洗い流してしまうので、ほんの少し冷たさを感じる程度の水で洗うようにしましょう。
すすぎ時間は1分が目安
洗顔料をつけて洗顔した場合、洗っている時間の2倍がすすぎに必要な時間の目安です。
泡洗顔の目安は30秒から1分ほどなので、すすぎの時間は1分から2分ほどかけるようにしましょう。
30秒程度ですすぎを済ませている方は、すすぎ残しがある可能性があります。
特に、生え際やフェイスラインは鏡で見て手で触って、ぬめりがないか確認しながら丁寧に洗い流していきましょう。
洗顔の正しいやり方をマスターしよう
ここからは毎日欠かせない泡洗顔について解説していきます。
洗顔をする「適切なタイミング」で「やさしくケア」していくのが、肌を守るために必要です。
項目は大きくわけて5ステップ。それぞれポイントがあるので、合わせてご紹介していきます。
洗顔の5ステップ
- 顔を濡らす
- 洗顔料を泡立てる
- 洗顔をする
- 洗顔料を洗い流す
- 水気を取る
1. 適切な温度のぬるま湯で顔を濡らす
まずは、洗顔料をつける前に必ず手を清潔にしておきましょう。そして、30℃前後のぬるま湯で顔を濡らします。
2. 洗顔料は丁寧に泡立てる
洗顔料を適量手にとり泡立てていきます。
手のひらだけでモコモコの泡を作るのが難しい場合は泡立てネットを使うと簡単です。
泡立たないバーム状の洗顔料の場合、まずは付属のスパチュラで適量のバームを取り、清潔な手のひらでバームを温め溶かしてオイルのようにして使うのが一般的。
商品によっても使い方は異なるので、正しい使い方をしっかりと確認してから使いましょう。
3. Tゾーンから優しく洗顔をする
泡立てた洗顔料はまず皮脂分泌の多い額から鼻にかけてのTゾーンに乗せて、その後全体に塗り広げていきます。
洗顔は摩擦が厳禁なので、肌の上で転がすようにして顔に手が触れないように意識しましょう。
テカリやすい部分は念入りに洗顔するのがベターですが、長時間の洗顔は乾燥の原因になってしまうので、30秒程度で終わらせられるのが理想です。
クレンジングも洗顔もこれ1本!おすすめアイテム
忙しい方におすすめなのが1台2役の洗顔料「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」です。
肌に乗せると自然と泡が出てくるので、泡立てる必要もありません。
肌に乗せて約30秒から1分ほど置き泡がたったら、その後やさしくメイクと馴染ませてオフするだけで洗顔可能。
炭(※)配合の濃密な泡が、ゴシゴシ擦らずに肌表面の汚れを洗い流してくれます。
(※)吸着成分
4. 洗顔料を洗い残しがないようすすぐ
すみずみまで洗顔したら洗い残しがないよう丁寧にすすいでいきます。
この際もぬるま湯を使うようにしましょう。
額と髪の毛の境目や耳から顎にかけてのフェイスラインは洗顔料が残りやすいので、鏡でチェックしながら落としていくのがおすすめです。
5. 柔らかい清潔なタオルで拭き取る
すすぎ終わったらタオルで水気を拭き取っていきます。このときもゴシゴシと擦るのではなく、
肌を押さえるように拭くのがおすすめです。
また、タオルが清潔であることも重要なポイント。使い回しのタオルで顔を拭くと、肌トラブルの原因になることもあるので注意しましょう。
すすぎ終わった後冷水で洗う効果とは?
仕上げに冷たい水をつけると毛穴が引き締まるということを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、あくまでもこれは
一時的なものです。
温度によって血管が広がったり収縮したりして、温めると広がり冷やすと縮んでいきます。
この温度差によって冷水をつけると一時的に収縮して、毛穴が引き締まったように感じますが、30分ほど経つと元に戻っていきます。
洗顔は何分で行うのがベスト?
洗顔時間の目安は1分程度に収めるのがおすすめです。
脂性肌の方はテカリ部分を丁寧に洗い上げる必要があるため約2分、敏感肌の方は負担をかけないようササッと洗いあげて約30秒を目安に行うようにしましょう。
洗顔後はすぐに保湿を行う
洗顔後の肌はデリケートでうるおいが逃げやすい状態です。顔を洗ったらできるだけすぐに保湿ケアを行いましょう。
化粧水→美容液→乳液→クリームの手順が一般的ですが、肌トラブルがない方にとっては化粧水と乳液のみのスキンケアでも十分です。
化粧水は角質層までうるおいを与え、乳液でフタをする役割を持っています。
どちらか1つではそれぞれの効果が発揮されないので、少なくとも化粧水と乳液のダブル使いは欠かせないケア方法です。
美容液は理想の肌に近づけてくれるプラスアルファのケアにおすすめ。目的に合わせて美容成分を配合した美容液を選ぶようにしましょう。
クリームは乳液と同じく、水分を蒸発させないような働きをしていますが、乳液よりも粘度が高く、夜の乾燥をケアしたい方におすすめです。
ヒト幹細胞培養液配合の美容液で集中ケア
洗顔後は徹底的な保湿ケアが必要不可欠です。
ヒリヒリとした症状が出てしまっている方は、今の化粧品が合わない可能性があるので、他のものへ切り替えを考えてみましょう。
しみるのが痛いというかたは化粧水のような水分量の多いものよりも、スッと伸びるクリーム状のテクスチャの化粧品がおすすめです。
おすすめが「クロノレスト エクソルセラム」です。
ヒト幹細胞培養液のエクソソーム(保湿成分)が配合された美容液で、化粧水とは異なりトロッとしたテクスチャが特徴。
肌の調子を整えることを目指したアイテムで、スキンケアの土台から見直したい方にぜひ試して欲しい美容液です。
「サラッ!トロッ!」なテクスチャで伸びのよさも魅力。
洗顔の正しいすすぎ方を知って肌を守ろう
今回は、洗顔時の正しいすすぎ方や、すすぎ残しによるリスク、泡洗顔の流れについてご紹介しました。
洗顔と聞くと、何を使っているかに気を取られがちですが、汚れや泡が残らないように丁寧にすすぐステップも重要です。
ぜひ洗顔時に意識してみてください。
※一般的な使用方法をご紹介しています。効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。
各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 小森
当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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株式会社ウィルミナ