保湿をしても乾燥するのはなぜ?原因と解決策を解説

2022.08.30

保湿しても乾燥する原因とは?



保湿をしているつもりでも、肌が乾燥している感覚を持っている方は根本的に肌に問題があるかもしれません。
大きな原因はバリア機能の低下です。


肌は外側から表皮→真皮→皮下組織の順に重なり合っています。
角質層の中でも最も外側にあるベールのような皮脂膜は、ホコリや紫外線などの刺激から守り、水分を蒸発しにくくしています。

そして角質層の天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)は成分の半分がアミノ酸で、水分を保持する役割を担っています。(※”化粧品成分オンライン”公式HP

保湿ケアではこれらの環境を整えることが重要です。
どんなに高級な化粧品を使っていても、このバリア機能が崩れている状態では効果が乾燥しやすい肌になってしまいます。

保湿しても乾燥する方はスキンケアを見直そう



肌の保湿力を高めるためには、スキンケア方法を見直す必要があるかもしれません。
今回は4つのポイントをご紹介していきます。どれも今すぐ実行できることなのでぜひ試してみてください。

1. たっぷりの泡で優しく洗顔する



正しく保湿するためには正しい洗顔方法を知っておくことも重要です。
洗顔の目的はメイク汚れや古い角質などを落とし、スキンケアの成分を馴染みやすくすることです。

ゴシゴシと肌を擦ったり、熱すぎるお湯で洗ったり、頻繁に洗顔をしすぎたりすると過剰に皮脂が落ちてしまい乾燥の原因になります。
そのため洗顔料は泡立てて30度程度のぬるま湯を使い、朝晩2回のみの頻度で洗顔をするのがおすすめです。

すすぐ際には洗い残しがないように気をつけて、肌への負担が少ない柔らかくて清潔なタオルで拭き取りましょう。

洗顔後すぐに保湿ケアを行う



洗顔後の肌は、乾燥がしやすい状態です。
そのため保湿ケアは洗顔やお風呂上がりから時間をおかずに真っ先に行うようにしましょう。

保湿の順番は化粧水→美容液→乳液→クリームの順番が一般的ですが、化粧水と乳液だけでもデイリースキンケアとしては十分。
化粧水の目的は肌の水分を補い柔らかくして、乳液や美容液などの保湿成分を角質層まで届けやすくしてくれることです。

コットンを使って化粧水を付けると、顔全体にムラなく塗り広げられるメリットがあります。
しかし肌が敏感な方にとっては、コットンの繊維がダメージになってしまうこともあるので注意しましょう。

保湿成分が配合されたアイテムを使う



肌をすこやかに保つためには水分量と皮脂量のバランスが大切です。
そこで必要なのが保湿成分や肌バリアのサポート成分が入ったアイテムを使うこと。

最近では数えきれないほどの化粧品メーカーや商品があるので、なりたい肌や自分の肌に合ったものを選ぶのがおすすめです。
化学物質などを使って保湿力を高めるスキンケア商品もありますが、敏感肌の方は化学物質成分が入っていないものを選ぶのがベターです。

夜保湿しても朝は乾燥する方必見の美容液



「クロノレスト エクソルセラム」は、エイジングケア(※1)ができる美容液。

鉱物油・パラベン・アルコール・香料が含まれていない肌に配慮した設計になっているのが嬉しいポイントです。
ナイアシンアミドを(※2)配合していて、肌にうるおいを与え乾燥しにくい状態へと整えます。
普段のスキンケアにプラスして、年齢肌をケアしたい方におすすめのアイテムです。

(※1)年齢に応じたケア
(※2)保湿成分


目元口元の集中ケアができる美容液



「クロノレスト クリスタルコンセントレート」は、次世代成分クリスタル型ヒアルロン酸(※1)を配合した目元や口元用の美容液。
ヒアルロン酸が角質層までしっかりと浸透し、目元や口元の乾燥を防いでくれます。

美容保湿成分として植物由来のオイルを7種類配合(※2)しているので、みずみずしい肌にしてくれるのも魅力!
さらに肌の水分を保つセラミド(保湿成分)が、肌の保湿力をサポートしてくれます。

朝夜の1日2回、洗顔後に塗布するだけでOK。
夕方になると目元やほうれい線部分のメイクが崩れやすい、目元や口元をしっかり保湿したいという方におすすめのスキンケアアイテムです。

(※1)加水分解ヒアルロン酸(保湿成分)
(※2)スクワラン、アルガンオイル、シア脂、バオバブオイル、コーン油、インカインチオイル、デュナリエラサリナエキス(いずれも保湿成分)


塗り残しやムラがないように付ける



顔全体にムラなく塗り広げることも、正しい保湿をするために必要なこと。
特におでこと髪の生え際や凹凸の部分は、均一に塗るのが難しく乾燥しがちです。
スキンケアアイテムをつける際は鏡を見ながら下記の手順で付けていくのがおすすめ。

  1. 適量を手に取り手の温度で温める
  2. 額・両頬・鼻・あごに点々と置く
  3. 内側から外側に向かって丁寧に塗り広げる
  4. 両手を広げて顔を覆い馴染ませる

目元や口元などの皮膚が薄い部分には二度付けや、余った分はデコルテにもマッサージするようなイメージで塗り広げましょう。

保湿しても乾燥肌になってしまう習慣



保湿しても乾燥してしまう大きな原因の「バリア機能の低下」を引き起こす、具体的なNG習慣についてご紹介していきます。
何気ない癖やルーティンが乾燥肌を招いているかもしれません。

美顔ローラーやマッサージの使いすぎ



フェイスラインが気になる方は​​美顔ローラーを使っている方も多いと思いますが、ゴリゴリと強くマッサージしていると肌にとってはダメージです。
頬や顎など骨が出ている部分は、美顔ローラーに肌が挟まれて大きな刺激になっています。

また自己流マッサージも悪影響を及ぼしているかもしれません。
肌を痛めない正しいマッサージを覚えるか、プロのエステティシャンに施術してもらうようにしましょう。

肌に残りやすいメイクを使っている



毎日使うものだからこそ、どのようなメイク用品を使っているかも重要なポイントです。
特に夏場は汗や皮脂が出ても落ちにくいファンデーションやアイメイクアイテムを使っている方も多いと思いますが、これらは肌への吸着力が強くクレンジングをしても洗い残してしまう可能性が高いです。

肌を労わるならできるだけ肌に優しい成分が配合されたものや、水で落ちるタイプのものを積極的に使うようにしましょう。

洗浄力の強いクレンジング料を使っている



洗浄効果の強いクレンジング剤を使い続けていると、肌の保湿成分まで落ちてしまうリスクがあります。
保湿しても乾燥する肌は、バリア機能が低い傾向にあるためマイルドな洗顔料を選ぶのがおすすめです。

商品に「肌に優しい」と書いてあっても、肌質によってあっているかは人それぞれ。
そこで目安となるのが洗顔後につっぱり感がないかどうかです。
洗顔後保湿する前の肌の表面が少し張っているような感覚がある場合は、自身の肌と洗顔料があっていない可能性があります。

また毛穴パックの使用もできるだけ控えましょう。
特に粘着タイプのものや、クリーム状のものを塗って乾いて剥がすタイプのものは、肌にとって大きな摩擦になっている可能性が高いです。

炭配合濃密泡を使用したオールインワンクレンジング



「どんな洗顔料を使ったら良いかわからない」という方に試してほしいのが「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」。
こちらは肌に塗ると自然に泡立つ、新感覚のクレンジングフォームです。
(※1)が配合されている濃密泡が、メイク汚れや余分な皮脂、古い角質をしっかり落としてくれます。

炭の吸着性を高める天然クレイ(カオリン(※1))を配合することで、洗浄力が高いのも魅力!
植物由来成分配合(※2)で、洗い上がりの肌を整えてくれます。
鉱物油、アルコール、パラベン、合成香料が無添加なのもうれしいポイント!

肌に優しく、メイク汚れや皮脂汚れをしっかり落としたいという方におすすめです。

(※1)吸着成分
(※2)アーチチョーク葉エキス、サボンソウ葉エキス、ノイバラ果実エキス、ブドウ葉エキス(いずれも保湿、収れん剤)


1種類ではなく複数の化粧品を使う



保湿化粧品はスキンケアに欠かせませんが、「塗る」という行為は肌へ摩擦を与えることなので刺激になります。
化粧品をたくさん塗れば良い、というのは間違いで必要なケアを最小限の手順で済ませることも重要です。

時短と肌へのダメージ抑制ができるオールインワン保湿ケア



「I・B・Oハトムギ配合モイストリッチジェル」は化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックの5つの役割が入った保湿ジェル。
2種類の北海道産のハトムギ由来エキス(※1)が、みずみずしく滑らかな肌へ整えてくれます。

パルミチン酸レチノール(※2)、プラセンタエキス(※2)、杏仁オイル(パーシック油)(※2)をたっぷり配合しており、保湿力が高いのも魅力!
鉱物油、パラベン、アルコール、香料、着色料が無添加なのもうれしいポイントです。

顔周りはもちろん首元のスキンケアにも使用できます。
オールインワンジェルで手軽にスキンケアがしたい、高保湿のスキンケアでしっかり保湿したいという方におすすめです。

(※1)保湿成分:加水分解ハトムギ種子、ハトムギ種子エキス(大人肌研究所 公式HPより)
(※2)すべて保湿成分


保湿しても乾燥するのには原因がある



今回は保湿をしても乾燥が気になる方にぜひ知ってもらいたい、肌が乾いてしまう原因や対策についてご紹介しました。
スキンケアは毎日行う分、誤った方法で行っているとダメージになってしまいます。
また外からの保湿をどんなに頑張っても、食生活や生活習慣が乱れていると肌に悪影響を及ぼします。

執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸

当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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