寝る前にリップを塗るのはよくない?夜の乾燥から唇を守るコツをご紹介

2022.08.29

寝る前にリップを塗ってもいいの?



唇を保湿するために、日中に使うものと同じリップクリームをつけて寝ている方は多いはず。
しかし、商品によっては唇に負担がかかることがあるので選び方には注意が必要です。

リップクリームには油分が含まれているため、うるおう感覚があるかもしれませんが、過剰な油分はメイクをつけたまま寝るのと同じといえます。
過剰な油分によってターンオーバー(※)を乱してしまい、結果的に乾燥した唇になってしまう可能性があるのです。

※肌の代謝サイクルのこと

寝る前につけてもいいリップの選び方



寝る前につけるリップクリームの選び方についてご紹介します。

「夜専用」「ナイトケア」などと書かれたリップクリームやリップバームなどを選ぶのが無難です。
ドラッグストアでは、リップトリートメントや美容液という商品名で販売されています。

UVカット機能のない低刺激なもの



夜専用と書かれていなくても、低刺激のものなら唇へのダメージは少ないので寝る前のリップケアにおすすめ。

UVカット機能や明るく見せる色がついたものは、メイクと同じなので肌にのせつづけていると大きな負担になるため、夜用には適していません。

保湿成分が配合されたリップ



寝る前のリップケアアイテムを選ぶとき、保湿成分が十分に配合されているかも重要です。

代表的な保湿成分はヒアルロン酸やコラーゲン、植物系オイル、蜂蜜などが挙げられます。
一方で、リップが荒れて皮が剥けやすい方は、抗炎症成分が配合されているものや医薬部外品(薬用)、香料や着色料が無添加のものを選ぶのがベターです。

香りは好みに合わせて選ぶ



効能やテクスチャーはもちろん、香りもリップ選びのポイントの1つです。

美容液や乳液を使っている方や、アロマを焚いている方は、無香料のものがおすすめ。

夜用リップは商品によって好みの香りがある場合もあるので、購入の前に香りを確かめてみたり口コミの評価を見てみたりするといいでしょう。

寝る前にリップを塗るときのNG方法



寝る前のリップクリームやバームなどを塗るときに、やってしまいがちですがやってはいけない方法を5つご紹介します。
寝る前だけでなく普段から気を付けたいポイントでもあるので、ぜひ意識してみてください。

強くリップに押しつける



リップは他の部位と比べて皮膚が比較的薄いです。
そのため冬場は皮が剥けてしまったり、血が出てしまったりした経験も多いはずです。

そんな唇にリップクリームなどをゴシゴシと擦り付けるように押し当てるのはよくありません。
唇を優しく労わるように塗り当てることを意識しましょう。

横に塗るのではなく縦に塗るのがおすすめ


リップクリームを塗る際、多くの方が横にスライドさせるように塗っています。
しかし、実は唇の線に沿って塗るのがおすすめ。
摩擦を減らせるのはもちろん、乾燥がしやすい縦線の層に浸透しやすいです。

リップを上下の唇で擦り付ける



リップクリームを口紅のように上下の唇で擦り付けてしまう方もいると思いますが、実は唇に負荷がかかります。
場合によっては色素沈着や摩擦によるダメージを受ける原因になるので、擦り付けないようにするのがおすすめです。

唇の縦線にリップクリームが入らない場合には、綿棒で優しく重ね付けするのがいいでしょう。

リップの塗りすぎ


できるだけ寝ている最中にうるおいを逃さないようにたっぷり塗ると、油分が過剰になる危険性があります。
唇は肌の一部なので、過剰な油分塗布は肌のターンオーバーの乱れにつながってしまいます。
適量を意識して塗っていくのがベストです。

唇に合わないリップケアアイテムの使用



寝る前のリップケアアイテムにはさまざまな成分が含まれていますが、自分にとって合わない成分が含まれている場合は本末転倒です。

日中のリップクリームの余りを消費するため、夜寝る前にたっぷり塗っている方もいるかもしれませんが、自身の唇に合わないリップケアは逆効果になるので、使用をやめるのがおすすめです。

寝る前以外も!リップへ悪影響を及ぼすクセ



寝る前のリップケアを徹底していても、普段の習慣が日々の唇に大きく影響しています。
そこでぜひ覚えておいてほしいNGな唇習慣が3つあります。それぞれなぜだめなのかも含めてご紹介していきます。

乾燥が気になって唇を舐めてしまう


唇を舐めると必要な油分までも落としてしまい、水分が蒸発してしまうことがあります。
カサついているとついつい舌でぺろっと舐めてしまう方もいますが、極力避けるのがおすすめです。

唇を触る癖がある


こちらも癖の1つですが、唇を触ると手についている雑菌が唇に移ったり、刺激となってトラブルを生んでしまいます。
特に皮むけやカサカサしている状態だと気になる場合もありますが、極力触らないようにしましょう。

寝る前のオフを怠る



口紅や日中使っていたリップクリームやリップカラーを落としきれずに就寝してしまうと、唇にとって悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

日中用のリップにはUVカット効果が期待できる商品もありますが、それらは肌にとってダメージになりかねません。
リップを労わるためにもぜひ洗い流してから寝るようにしてください。


おすすめは時短でリップカラーを落とせる1台2役の洗顔料「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」です。

肌に乗せると自然に泡が出てくるので、泡立てる必要がありません。
肌に乗せて泡が立ったら約30秒から1分ほど置いておき、その後優しくメイクと馴染ませてオフするだけで洗顔可能。
(※)配合の濃密な泡が肌表面の汚れを洗い流してくれるので、ゴシゴシ擦らずにオフしてくれます。

※吸着剤

寝る前は夜専用リップがおすすめ



今回は寝る前のリップがだめと言われている理由から、おすすめの付け方や選び方までご紹介しました。

日中と同じリップをつけていると思わぬデメリットがある場合があるので、夜用のリップクリームやトリートメントをつけて乾燥から守りましょう。
また唇だけでなく、口周りのケアも合わせて行うのもおすすめです。

執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸

当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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