保湿ケアのタイミングはいつ?正しい頻度や目的を解説

2022.08.22

保湿のタイミングや時間はどのくらい?


保湿のタイミングは、顔を洗った後やお風呂上がりの直後がおすすめです。

洗顔料で汚れを落とすときには汚れだけでなく、角質層にもダメージを与えてしまう場合があります。
洗った直後は非常にデリケートで乾燥しやすい状態のためできるだけ早めにケアをしましょう。

化粧水や乳液の保湿時間は?

朝の時間は、なかなか保湿に時間かけられない方も多いかもしれませんが、最低限化粧水と乳液はつけたほうがいいです。
保湿の時間が長ければいいというものではないですが、それぞれの化粧品の目的に合わせてスキンケアを行う必要があります。

肌の保湿力が低下する原因


肌の保湿力が低くなると、乾燥しやすくなります。
カサカサ感を感じてしまうだけでなく、些細な刺激にも敏感になってしまったり、メイクが乗りにくくなってしまったりと悪循環が生まれてしまいます。

1. 季節の変化や外的ダメージ

季節の変わり目は気温や湿度が急激に変わるため、秋から冬は空気が乾燥しやすく、肌角質層からの水分も奪われやすいです。

乾燥が感じにくい夏でも冷房がかかっている室内にいることが多いと、クーラーによってドライになりがち。
室内にいても外にいても、少なからず乾燥の原因となる環境にさらされているのです。

2. 間違った保湿スキンケア


スキンケアは、間違った方法で続けていると肌の保湿力低下につながってしまいます。
例としては、洗顔の際に肌を不用意に擦ったり、スクラブアイテムを頻繁に使ったり、洗浄力が強すぎる洗顔料を使っていたりすることが挙げられます。

また、スキンケア商品には適量が設定されています。目安よりも少ないと効果が感じにくく、多すぎても逆効果です。

特に、シートマスクはつけっぱなしになってしまう方もいるかもしれませんが、規定の時間を守るように意識しましょう。
長くつけすぎることで、シートの水分量が足りなくなり、かえって肌の水分を奪う可能性もあります。

洗顔後に肌のつっぱりを感じたら、スキンケアアイテムや方法を見つめ直してみてください。

3. 年齢に伴い肌コンディションが悪くなる

加齢も肌の保湿力が低下してしまう原因の1つ。
肌の保湿力に欠かせない、天然保湿因子(NMF)や皮脂は年齢を重ねていくにつれて減少してしまうためです。
肌のコンディションが不安定になってしまうため、外からの刺激に敏感に反応してしまいます。

朝と夜の保湿のタイミング


保湿をするタイミングは朝と夜の2回がメインですが、それぞれスキンケアの目的が異なります。
【朝のスキンケア】
・睡眠中についたホコリや汗を落とすこと
・日中の紫外線から肌を守ること

【夜のスキンケア】
・メイクや外出時についた汚れを落とすこと
・日中受けた紫外線や黄砂や花粉などで受けた刺激をケアすること

朝より夜のほうが汚れが比較的多いので、汚れが肌に残らないようにしっかりと落とすケアが重要。朝は刺激から肌を守るケアが必要です。

保湿は1日何回行うのがいい?


朝と夜で1日2回は保湿が必要です。
洗顔後やお風呂上がりの肌は繊細で乾燥しやすいため、しっかりと保湿の時間を設けるようにしましょう。

乾燥する季節や肌質によっては、1日2回以上の保湿が必要です。
基本的に朝のスキンケアは丸1日もつことはなく、環境にもよりますが、お昼以降は効果が薄れてしまいます。

保湿が足りないとメイクがよれてきたり、なんとなくカサついてきたりという感覚を持ち始める方も多いはず。
そこで、持ち運びできるミスト系の保湿アイテムを持っておくと、出先でもサクッとスキンケアができるのでおすすめです。

ニキビ肌におすすめの保湿方法


乾燥が気になる方はこまめな保湿がおすすめですが、ニキビ肌やオイリー肌の方にとっては保湿するとベタベタ感が気になることも多いでしょう。

ニキビが出てしまう方は「アクネ菌」という細菌が、ニキビの生成に大きな影響を与えています。
一般的な洗顔だけでなく、アクネ菌にアプローチする成分が含まれている商品を付けるのもおすすめです。

また、オイリー肌の方もベタつきが気になって保湿を控えていると、肌は乾燥していると思い込んで、防衛本能のためにより一層皮脂を出してしまいます。
意外と知られていない悪循環ですが、皮脂分泌が気になる方こそ、丁寧に保湿して乾燥を防ぐようにしましょう。

化粧水や乳液のタイミングや順番は?


保湿の代表格、化粧水と乳液もそれぞれ目的やタイミングが異なります。

化粧水だけつけていたり、逆に乳液だけつけていても実は肌にとっては意味がなく、むしろ悪影響を及ぼしてしまいかねません。
ここからはそれぞれの目的と付けるタイミングについてご紹介します。

化粧水の目的とタイミング


化粧水は”水”という言葉や多くの商品のテクスチャから分かる通り、商品の約8〜9割は精製水が占めています。
残りの1、2割に保湿成分や特定の効果を高める美容成分が含まれるのが一般的な構成です。

化粧水の目的は水分を補給することです。化粧水は洗顔やお風呂上がり、また乾燥が気になった時の肌に使用します。

角質層への浸透を深める導入化粧水も要チェック

乾燥肌や脂性(オイリー)肌、混合肌のように◯◯肌という分類があり、肌質や季節によっては化粧水の浸透が悪いと感じる方も少なくないはずです。

そこでぜひ試してほしいのが、化粧水をつける前に塗る導入化粧水。
”導入化粧水、別名「ブースター」といわれているものは、肌を柔らかく整える効果が期待でき、ゴワゴワの肌よりも化粧水が肌の角質層まで入りやすくなります。

ブースターにもテクスチャや香りなどの種類がさまざまあるので、好みに合わせて選んでみてください。

乳液の目的とタイミング


化粧水は水分を補給できるものの、水分を閉じ込める効果が期待できないものが多いです。

そこで重要なのが乳液です。
乳液は肌へ潤いやもっちり感を与えて、乾燥を防ぐのが大きな目的です。
肌は水分だけでなく油分も必要で、健やかな肌を作るためには、水分と油分のバランスを適切に保つことが欠かせません。
化粧水はほとんどが水分ですが、乳液の20~30%は油分でできています。

乳液は油分で化粧水の水分の蒸発を防いでくれるだけでなく、日中受ける紫外線や花粉などの外的ダメージから守ってくれる効果も期待できます。

そんな乳液を使うタイミングは、化粧水や美容液を塗った後がおすすめ。
水分を肌に蓄えたいときには、乳液がブロックしてしまうので効果を妨げてしまいます。
そのため、化粧水や美容液の前に乳液をつけるのは避けましょう。

化粧水や保湿のタイミングは男性も同じ?


男性女性問わず、スキンケアのタイミングは同じです。
男性のほうがホルモンのバランス上、脂性肌になりやすい方が多く、乾燥を感じにくいといわれています。
しかし髭剃りや普段の習慣から乾燥肌になっている方もいます。

自分は大丈夫と思わず、ぜひ保湿のタイミングを守って正しいスキンケアを行うようにしましょう。
メンズ用保湿アイテムもありますが、乾燥が気になる方は保湿成分を多く含む女性向けのものを選んでみるのもおすすめです。

洗顔から保湿ケアまでの方法


どんなに保湿ケアを徹底していても、洗顔時に汚れが残っていると元も子もありません。
そこで洗顔の方法から保湿ケアまで、一連のスキンケアの方法についてご紹介していきます。

時間をかけた丁寧なスキンケアを継続して行うことで、肌トラブルに負けない土台を作れます。

1. 摩擦を防ぎ乾燥を防止しながらメイクを落とす


メイク落としはゴシゴシ擦らず、やさしく、しっかりと汚れをオフするのが大切。
そこでおすすめなのが、炭配合濃密泡を使用したオールインワンクレンジング「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」です。

肌に塗ると自然に泡立ち、クレンジングフォームで炭(※1)が配合されている濃密泡が、メイク汚れや余分な皮脂、古い角質をしっかり落としてくれます。

炭の吸着性を高める天然クレイ(カオリン(※1))を配合することで、高い洗浄力なのも魅力!
植物由来成分配合(※2)で、洗い上がりの肌を整えてくれます。
鉱物油、アルコール、パラベン、合成香料が無添加なのもうれしいポイントです。

(※1)吸着成分
(※2)アーチチョーク葉エキス、サボンソウ葉エキス、ノイバラ果実エキス、ブドウ葉エキス(いずれも保湿、収れん剤)

2. 化粧水で水分をチャージ

余分な汚れを落としたら、化粧水でうるおいをチャージします。
洗顔の後は肌の水分も蒸発しやすいので時間を置かずにつけましょう。

3. 集中ケアのための美容液

続いては美容液で集中ケアをしていきましょう。
乾燥肌には保湿成分のヒアルロン酸、脂性肌にはビタミンC誘導体が配合された美容液を選ぶのがおすすめです。

普通肌の方や化粧水と乳液だけで完結できている方はそれだけでスキンケアは十分ですが、より保湿力に特化した化粧品が美容液やクリームです。
「クロノレスト エクソルセラム」は、エイジングケア(※1)ができる美容液。

鉱物油・パラベン・アルコール・香料が含まれていない肌に配慮した設計になっているのがうれしいポイント。
ナイアシンアミドを(※2)配合していて、肌にうるおいを与え、乾燥しにくい状態へと整えます。
普段のスキンケアにプラスして年齢肌をケアしたい方におすすめです。

(※1)年齢に応じたケア
(※2)保湿成分

4. 時間があれば朝も夜もおすすめのシートマスク

スペシャルケアとしてご紹介したシートマスク。
忙しい方は週2〜3回を目安にしましょう。朝のメイク前にさっぱりタイプのシートマスクをつけると目覚ましにもなるはず。

5. アイクリームでデリケートな目元の保湿

皮膚が薄い目元はシワが出やすい部分です。
アイクリームには濃厚なテクスチャのアイテムが多く、夜はもちろん、朝つけると保湿ケアに繋がります。
目元が気になり始める前につけておくのがおすすめです。

「クロノレスト クリスタルコンセントレート」は、次世代成分クリスタル型ヒアルロン酸(※1)を配合した目元、口元用の美容液。
ヒアルロン酸が角質層までしっかりと浸透し、目元や口元の乾燥を防いでくれます。

美容保湿成分として植物由来のオイルを7種類配合(※2)しているので、みずみずしい肌にしてくれるのも魅力!
さらに肌の水分を保つセラミド(保湿成分)が、肌の保湿力をサポートしてくれます。

朝夜の1日2回、洗顔後に塗布するだけでOK。
夕方になると目元やほうれい線部分のメイクが崩れやすい、目元や口元をしっかり保湿したいという方におすすめのスキンケアアイテムです。

(※1)加水分解ヒアルロン酸(保湿成分)
(※2)スクワラン、アルガンオイル、シア脂、バオバブオイル、コーン油、インカインチオイル、デュナリエラサリナエキス(いずれも保湿成分)

6. スキンケア最重要項目は保湿クリーム

保湿ケアはスキンケアの中でも重要です。
自身の肌タイプや季節、スキンケアのタイミングによって保湿アイテムを変えてみるのがおすすめ。

7. 朝は日焼け止めで夜はナイトクリーム

スキンケアの最後は朝と夜で変わります。
紫外線から肌を守るための日焼け止めクリームに、化粧下地の役割をもつアイテムを使えばメイクアップの時間を短くできます。
夜はナイトクリームを塗り、睡眠時間を使って効率的に肌をいたわりましょう。

保湿のタイミングを守って正しいスキンケアを!


今回は保湿のタイミングから各スキンケアの目的についてご紹介しました。
保湿すればいいだけではなく、いつ行うかによって期待できる効果も異なります。
スキンケアアイテムの力を最大限に引き出すためにも、タイミングや頻度を守って付けるのがおすすめです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。

執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 小森

当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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