夏の隠れ乾燥肌に要注意!原因や対策、保湿方法について解説

2022.08.19

夏に肌が乾燥するのはなぜ?原因は大きく5つ



夏に肌が乾燥する主な原因は大きく5つ挙げられます。

外に出ると紫外線によるダメージを受けますが、実はそれだけでなくエアコンや食生活、何気ないスキンケアに関する意識なども影響を及ぼしているんです。

1. エアコンで室内の湿度が下がるため



夏の暑さをしのぐために欠かせないのがエアコンです。
部屋を涼しくするためには、冷房や除湿をうまく使い分けている方も多いかもしれませんが、いずれも室内の湿気を外に出すため必然的に湿度が下がります。

冬の湿度が低い時期同様に、外が乾燥していると肌の水分が奪われやすくなり、結果として夏場でも乾燥肌になりやすくなっているのです。

2. 紫外線によって日焼けしてしまうため



紫外線は春後半から夏にかけて量が増えるため、気づかないうちに日焼けをしてしまうことがあります。

日焼けは、肌にとって火傷をしている状態と同じです。
熱したフライパンに水を入れるとジュ〜っと音を立てながら蒸発して水気がなくなるのと同様、本来肌にあった水分が日焼けによって蒸発してしまい、乾燥してしまいます。

また、紫外線にはUV-A(紫外線A波)とUV-B(紫外線B波)などがあります。日焼けの主な原因となるのはUV-Bですが、UV-Aは波長が長く、肌にとっては大きなダメージになっています。
すぐには分からなくても、蓄積していくとシワやシミを招いてしまうこともあるので注意が必要です。

3. 汗が肌の水分を奪うため



汗をかきやすい夏ですが、汗が肌についたまま放置するのは危険です。

暑い屋外を歩いた後、クーラーが効いた涼しい室内に入ってしばらくすると汗がひきますが、このときも乾燥は進んでいます。
汗が蒸発すると同時に、肌表面にある水分も一緒に蒸発してしまうためです。 また、汗には塩分や雑菌が含まれており、汗をそのまま放っておくと肌トラブルの原因になることがあります。

4. 冷たい食べ物や飲み物を口にする機会が多いため



夏は冷たい食べ物や飲み物が食べたくなる時期ですが、実はこの食生活も乾燥肌の一因です。

冷たいものをよく口にしていると、体の冷えにつながり、血行不良や代謝低下につながることがあります。

最終的に、肌のターンオーバーの乱れ(※)につながる恐れも。
すぐには感じられないかもしれませんが、冷たい食べ物や飲み物も乾燥肌を進めてしまっている原因です。

※肌の生まれ変わり機能のことを指す

5. ベタつきを気にしてスキンケアが不十分になるため



夏は湿気が多く、肌のベタつきが気になってスキンケアが面倒になる方も多いはずです。

暑い時期はあまり肌が乾燥しない気がするかもしれませんが、日中に受けた紫外線やクーラーによる乾燥ダメージによって肌の乾燥が進みます。
季節を問わずスキンケアをしっかりと行うことが重要です。

夏の乾燥肌が悪化すると肌荒れが起きる



夏の紫外線やクーラーによる乾燥をそのまま放置すると、悪化して肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。

ピリピリとしたかゆみや炎症、吹き出物が出てきてしまうなど、原因や肌質によって人それぞれ。
すぐに気づくことばかりではなく、秋や冬になって少しずつ違和感を感じる方もいます。

乾燥するとなぜピリピリとかゆくなるのか?



乾燥するとピリピリとしたかゆみが出てきてしまう方もいます。
その原因は、肌が異物が付着したと判断し、かゆみ物質を分泌させる生体防衛反応のため。
かくことによって異物を取り除こうとするのです。

悪化すると身の回りのホコリや汚れでさえも異物と判断してしまい、かゆみが止まらなくなってしまうことがあります。
かくことで肌を傷つけると、よりかゆみを引き起こす負のスパイラルになるだけでなく、色素沈着や黒ずみの原因となるので、かきすぎには注意が必要です。

ピリピリしたかゆみは冷やして抑えよう



乾燥によるかゆみを抑えるためには、掻くのではなく氷のうや保冷剤を入れたタオルなどで冷やすのがおすすめ。
一時的ではありますが、かゆみを抑えられます。

それが続くようであれば、市販薬を買って様子を見たり、徹底的に保湿をしたり、これ以上乾燥させないように外出時のUVカットを意識したりするのがおすすめです。
もしそれでもかゆみが治らない場合は、別の原因があるかもしれないので、皮膚科を受診するようにしましょう。

夏の乾燥肌を予防するには徹底したスキンケアが必要



ここからは、夏に必要なスキンケアの方法をご紹介します。

夏はエアコンのある環境下で知らず知らずのうちに乾燥していても、外に出れば湿度が高いため、スキンケアをするときに乾燥を感じる方は少ないかもしれません。
しかし、日中浴びたダメージの補修や予防は欠かさず行いましょう。

汗はこまめに拭き取り洗顔は丁寧に行う



家でのスキンケアの際、洗顔を丁寧に行うことが最初の大事なステップ。
メイク汚れだけでなく、夏は汗や皮脂、そして日焼け止めクリームが残りやすいです。
これらの汚れが残っていると、化粧水が乗りにくくなったり黒ずみの原因になったりします。

日焼け止めクリームは日中落ちにくいのは嬉しいですが、洗顔の際は落としにくくゴシゴシ洗ってしまっては肌にとってダメージなのです。

必要な皮脂を取り過ぎても乾燥肌につながる



日中も汗をかいたままにしていると肌へのダメージや、エアコンによる乾燥につながります。
汗をかいたらできるだけすぐにタオルを肌に当てて、押さえるように拭き取りましょう。

一方で必要な皮脂までも取り除いてしまうと、肌は「乾燥している」と判断し、防衛本能のために過剰な油分の分泌に繋がってしまうこともあります。
あぶらとり紙で油分をとる方もいるかもしれませんが、できればティッシュで軽く押さえながら余分な油分をオフしていくのがおすすめです。

保湿を徹底して乾燥を予防する



夏は外出前も帰宅後も念入りなスキンケアがおすすめです。
朝は日中の紫外線ダメージを防ぐために、日焼け止めクリームを塗るのはもちろん、メイク前のスキンケアも重要です。

外出した後は基礎化粧品に加えて、フェイスパックや美容液などプラスアルファのスペシャルケアを行い、うるおいを補給するのもおすすめです。
日焼けをしてしまったら、冷えたタオルや保冷剤を包んだタオルなどで冷やし、ヒリヒリ感を押さえるといいでしょう。

時短ケアには化粧水機能を持つオールインワンがおすすめ



短時間で保湿ケアを済ませられるのが「I・B・Oハトムギ配合モイストリッチジェル」。
化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックの5つの役割が入った保湿ジェルで、2種類の北海道産のハトムギ由来エキス(※1)が、みずみずしく滑らかな肌へ整えてくれます。

パルミチン酸レチノール(※2)、プラセンタエキス(※2)、杏仁オイル(パーシック油)(※2)をたっぷり配合しており、高保湿なのも魅力!
鉱物油、パラベン、アルコール、香料、着色料が無添加なのもうれしいポイントです。

顔周りはもちろん首元のスキンケアにも使用できます。
オールインワンジェルで手軽にスキンケアがしたい、高保湿のスキンケアでしっかり保湿したいというかたにおすすめです。
朝使ってもベタつきにくいので、メイク前にも使えます。

(※1)保湿成分:加水分解ハトムギ種子、ハトムギ種子エキス(大人肌研究所 公式HPより)
(※2)すべて保湿成分


外出する前は必ずUVケアをする



外にいる時間が多い日には日傘や帽子、サングラスなどのアイテムを駆使しましょう。
最近では、UVカット成分入りのファンデーションやBBクリームなども出ているので、夏は積極的に取り入れるのがベターです。

夏の乾燥肌をスキンケア以外で対策する方法



スキンケアを徹底してほしいのはもちろんですが、その他にも、夏ならではの乾燥対策があります。
外側からのアプローチだけでなく、内側からのアプローチも効果的です。

肌の乾燥対策に効果的な食べ物を積極的にとる



夏の乾燥対策として関連性が低いように思えますが、バランスの取れた食生活を意識することも重要です。
肌の露出が増えると過度なダイエットで痩せようとする方もいますが、偏った食生活は肌へ悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

皮膚の細胞作りに必要なタンパク質、野菜に多く含まれるビタミン類やイソフラボン、亜鉛などは肌を健やかに保つために一役買うので、これらを意識してバランスよく食事を摂ることが大切です。

また、冷たい食事をとるときには常温やぬるめの飲み物をとるなど、体の冷やしすぎにも注意しましょう。

エアコンを調整して乾燥肌から守る工夫をする



エアコンは夏の乾燥を招く大きな要因です。
風向きを調整して、自分の体にあたらないように心がけるようにしましょう。
難しい場合、羽織りを使って冷風が体にあたらないように工夫してみてください。

暑い夏でも湯船に浸かって体の冷えを防ぐ



暑いからといってシャワーだけになりがちなお風呂タイムですが、血行の巡りが悪くなることは肌トラブルにもつながります。
エアコンや食生活によって、身体の内側は冷えていることもあるので、できれば湯船に浸かって血行をよくするように意識しましょう。

夏の乾燥から肌を守ろう



今回は、意外と知られていない隠れ乾燥肌になりやすい、夏におすすめのスキンケア方法や乾燥してしまうメカニズムなどをご紹介しました。
外の湿度が低く、冬のほうが乾燥しやすいイメージを持っている方は多いかもしれませんが、外にいても紫外線から、中にいてもエアコンによって肌はダメージを受けています。
予防からアフターケアまでをしっかり押さえて、夏でも乾燥しにくい肌にしていきましょう。

執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 小森

当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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