リップクリームの保湿は何回が目安?
リップクリームを塗るタイミングは1日3回から多くても8回が目安です。
気になる度に塗りたい衝動に駆られますが、塗りすぎはかえって唇に負担がかかり、乾燥やひび割れを招いてしまうことがあります。
リップクリームの塗りすぎをおすすめできない理由
1日に何度もリップクリームを塗ると、リップクリームなしでは潤いが保てない状況になってしまいます。
唇は皮膚が非常に薄く皮脂腺がないため、顔の他の部分に比べてうるおいを溜め込む機能が低いです。
またちょっとした刺激にもダメージを受けやすいため、唇は非常にデリケートな顔の一部といえます。
唇に必要以上にリップクリームを塗ると、唇が本来持っている皮膚の再生機能を妨げてしまうことがあります。
結果としてリップクリームなしでは潤いが保ちにくい、自然治癒力の低い唇になってしまうのです。
カサカサさせない正しいリップクリームの使い方
ここからはカサカサ唇を防ぐために必要な、正しいリップクリームの塗り方についてご紹介します。
自分にあったリップクリームを正しいタイミングで使い、唇の乾燥をしっかりと予防しましょう。
唇の縦シワに沿ってリップクリームを塗る
リップクリームを横にスライドして塗ると唇に摩擦を与えるほか、必要な保湿成分が唇に行き渡らないため、唇の縦じわに沿って塗るのがおすすめ。
寒い時期にはリップクリームが固まってしまうこともあるので、その場合には直接塗るのではなく、指先や綿棒につけたり温めたりしてから塗るといいでしょう。
またリップクリームを上下の唇を擦り合わせるようになじませるのも、刺激になるので控えましょう。
カサカサを防止するには唇のクレンジングも重要
唇の乾燥を防ぐには、保湿はもちろん「落とす」ステップも重要です。
メイクを落とす時にはリップカラーをしっかり落としきれるよう、唇を優しくクルクルと撫でながらクレンジングをしましょう。
マットタイプやティントタイプなど落ちにくいリップカラーを使う場合は、ポイントメイク専用のリムーバーを使うのもいいでしょう。
また色付きの場合は、リップクリームも洗顔時に落とす必要があります。
肌に残ったリップクリームの成分や油分によっては肌へのダメージを与えてしまうことがあるためです。
自分に合わないリップクリームはすぐに使用中止する
リップクリームに含まれている成分が肌に合わないと、ピリピリとしたり皮がむけたりと、余計に唇が荒れてしまう場合があります。
乾燥防止のためとはいえ、唇に合わないリップクリームを使い続けることはよくありません。
肌に合わないと感じたら、すぐに商品の使用を中止しましょう。
リップクリームの代わりに、ワセリンやシンプルな保湿剤などを使うのもいいでしょう。
カサカサ唇を招く?NG習慣
ここからはカサカサな唇になってしまうかもしれない、NG習慣をまとめました。
無意識のうちにやってしまっていないか、ぜひチェックしてみてください。
唇を舐める癖がある
唇の乾燥が気になったとき、ついつい舐めてしまう方は注意が必要です。
唇を舐めることで乾燥が和らぐように思えますが、実は唇に元々あった水分も蒸発してしまい、更に乾燥が進む原因になります。
またカサカサになった唇を歯で噛んでしまうと、唇の皮膚がでこぼこと荒れ、リップカラーの色がのりにくくなるケースもあるので、注意が必要です。
リップクリームを横方向につける
リップクリームを横方向に塗ってしまいがちですが、実はこの塗り方は唇に摩擦が加わってしまうことがあります。
またリップクリームを強く塗ることが習慣化すると、唇が色素沈着してしまう可能性も考えられます。
横よりも縦に塗るほうがリップクリームが唇に馴染みやすいので、唇の縦線に沿って塗るようにしましょう。
古くなったリップクリームを使っている
化粧品同様、リップクリームにも使用期限があります。
パッケージには記載されていないことも多いですが、未開封の場合は約3年が目安。
一度使い始めたリップクリームは、唇から付着した雑菌が繁殖してしまうリスクがあるため、なるべく早く使い切るのがいいでしょう。
リップクリームをより長く使いたい方は、使う度にティッシュで拭いて汚れを落としたり、綿棒にとって唇に塗るなどの方法がおすすめです。
リップクリームをつけたまま寝るのがNGな場合もある
就寝中の乾燥を防ぐために、リップクリームをつけて寝る方も多いはず。
その場合は「夜用」と表示されている商品を選ぶのが無難です。
リップクリームのなかには色付きやUVカット機能付きの商品がありますが、これらは就寝中には必要のない成分が含まれており、かえって唇に負担をかけてしまう恐れがあります。
美容液でリップ周りのお肌を効率的にケア
今回おすすめするアイテムは「クロノレスト エクソルセラム」です。
セラミド(保湿成分)が配合された美容液で、化粧水とは異なりトロッとしたテクスチャが特徴。
肌の調子を整えることを目指したアイテムで、スキンケアの土台から見直したい方にぜひ試してほしい美容液です。
「サラッ!とろっ」なテクスチャで伸びのよさも魅力です。
リップクリームの塗りすぎは逆効果!正しい頻度で使おう
今回はリップクリームの塗りすぎによって、かえってカサカサ唇になってしまう原因やNG習慣、正しく使う方法までご紹介しました。
潤いのある唇を目指してリップクリームを塗っている方も、塗りすぎには要注意です。ぜひ早速リップケアを試してみてください。
執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸
当記事は、大人肌研究所の研究員の中山が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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