乾燥肌はストレスが原因?ボロボロやかゆみが現れたときのケア方法

2022.06.02

乾燥肌を引き起こすストレスとは?

乾燥肌を引き起こすストレスとは?
そもそもストレスとは心身の緊張状態のことで、日常生活で受ける外部からの刺激を受けることでおこります。
温度や湿度など環境的な要因をはじめ、寝不足や体調不良による身体的な要因、仕事や人間関係などによる心理的要因など刺激のもとはさまざま。

ストレスが身体に与える影響

ストレスが蓄積され続けると自律神経が乱れてしまい、その乱れが乾燥肌の原因になります。
自律神経の1種、交感神経はうれしいときや緊張するときなど心が揺れ動く際に活発になり、交感神経の波が身体に負荷をかけているのです。

ストレスと聞くとネガティブなイメージがあると思いますが、環境が変わったり驚いたりしたときにも少なからず心に影響を与えています。

ストレスで乾燥肌になる理由はなぜ?

ストレスで乾燥肌になる理由はなぜ?
そもそも乾燥肌とはバリア機能が低下し、細胞間に隙間ができてしまう状態のことを意味します。
弱っている状態で紫外線や摩擦、花粉や黄砂などの外部ダメージを受けると普段以上に肌へのストレスが高まります。

過度なストレスが乾燥肌に及ぼす原因

ネガティブ面ではもちろん、環境の変化やポジティブ面でも心が揺らぐことでストレスを感じてしまいます。
ストレスを感じるとストレスホルモン「コルチゾール」の分泌が活性化され、過剰に分泌されると「セラミド」が分解されやすくなります。
セラミドが分解され減少すると、バリア機能の低下につながってしまうのです。

ストレスによる乾燥肌の症状とは?

ストレスで乾燥肌になってしまうと、皮膚のカサつきやピリピリとした感覚、つっぱり感などが現れます。
バリア機能が低下することで、ちょっとした刺激でも過敏に肌が反応してしまうためです。
粉が吹いたようなボロボロとした肌になるケースもあります。

皮脂の分泌が少ない目の周りや口周り、唇、身体の場合は手の甲や肘などに乾燥肌の症状が現れやすいです。

ストレスは体の冷えにもつながる

ストレスを感じると自律神経が乱れ、代謝が低下してしまいます。
代謝が悪くなって体が冷えると肌のターンオーバーが遅くなり、古い角質が肌に残りやすくなります。

保湿ケアをしても残った角質のせいで十分にアプローチできず、肌の水分量低下に繋がってしまうのです。
せっかくスキンケアをしていても、効果が減少してしまいます。

ストレスによる乾燥肌の予防や改善策

ストレスによる乾燥肌の予防や改善策
ストレスによる乾燥肌を防ぐためには、スキンケア方法や生活習慣の見直しが必要です。
日常のストレスは避けて通ることはできませんが、少しでも緩和させる方法をご紹介していきます。

ストレスによる乾燥肌には休息がおすすめ

まず大切なのは睡眠を十分にとること。
ストレスが溜まっていると眠りが浅くなってしまいがちです。
睡眠中に肌のダメージ補修が行われるため、不足していると肌荒れの原因になります。

1日に6時間程度は睡眠時間を確保しましょう。
シルク素材の枕カバーを使って肌に優しい睡眠環境を作るのもおすすめです。

適度な運動でストレス解消

スポーツで汗を流すことはストレス解消に効果的です。
血行がよくなり新陳代謝が活発に働くので、いいこと尽くめ。
体を動かすことで質の良い睡眠にも繋がります。

一方で急に過度な運動をして体を傷めてしまったり、体を動かすことがストレスに感じてしまうのは逆効果。
1駅分歩いてみたり、心地よいと感じるヨガやストレッチに挑戦したりするのもおすすめです。

食生活の見直し

ストレスが溜まると暴飲暴食をしてしまったり、栄養バランスが偏ったりしてしまいがちです。
食事も肌の調子に深く関わってくるので、日々の食生活を見直してみてください。

ストレスで肌が疲れているときには、ビタミンCやビタミンAを多く含んだ野菜、例えばトマトやブロッコリー、パプリカなどを積極的に食べるのがおすすめです。
またタンパク質も重要で魚系や大豆などに多く含まれています。

肌のスキンケア

肌のスキンケアも必要不可欠。
清潔に保ち自分に合ったスキンケアアイテムで肌の調子を整えていくことが重要です。

洗顔の方法もポイントで、基本的にぬるま湯で行うのがベター。
ゴシゴシと擦るのではなく、濃厚な泡で優しく汚れや皮脂を落とすのを意識しましょう。
朝はぬるま湯だけでのスキンケアでも十分です。
洗顔後は化粧水や乳液、美容液などでしっかりとパックするところまでお忘れなく。

また紫外線によるダメージも肌へのストレスの1つです。
日焼け止めクリームを塗ってUV対策をしたり、帽子や日傘を使ったりと日差しが強い夏に限らずに日焼け対策をしましょう。

I・B・Oハトムギ配合リッチエッセンス

I・B・Oハトムギ配合リッチエッセンス
ストレスによる乾燥肌は目元や口周りなどに現れやすいです。
そこで試してほしいのが、集中ケアができる部分用美容液「I・B・Oハトムギ配合リッチエッセンス」です。

北海道産のハトムギ由来エキス(※)やパルミチン酸レチノール、プラセンタエキス、杏仁オイル(パーシック油)(いずれも保湿成分)を配合したアイテムで、角質層までうるおいを届けてくれます。
乾燥が気になる箇所へ集中的にアプローチしたい方におすすめです。

(※)大人肌研究所 公式HPより

乾燥肌におすすめのヒト型セラミド配合美容液

クロノレスト エクソルセラム
洗顔後は徹底的な保湿ケアが必要不可欠です。
ヒリヒリとした症状が出てしまっている方は、今の化粧品が合わない可能性があるので他のものへの切り替えを考えてみましょう。
しみるのが痛いという方は化粧水のような水分量の多いものよりも、よく伸びるクリーム状のテクスチャーの化粧品がおすすめです。

中でもおすすめなのが「クロノレスト エクソルセラム」です。
肌にハリを与える効果が期待できるヒト型セラミド(保湿成分)が配合された美容液で、化粧水とは異なりトロッとしたテクスチャーが特徴。
肌の調子を整えることを目指したアイテムで、スキンケアの土台から見直したい方にぜひ試してほしい美容液です。

アロマオイルでリフレッシュ

今すぐ取り入れられるストレス解消アイテムはアロマオイルです。
アロマテラピーは、ラベンダーペパーミント、ウッディなど植物由来の成分を抽出したアロマオイルで心身ともにリフレッシュさせる療法を指します。

嗅覚は大脳辺緑系に直接伝わる感覚で、大脳辺緑系は本能や感情などを司っており、記憶や自律神経活動にも影響を与えるといわれる部分です。
香りを嗅ぐことでこれらの感覚に刺激を与えるため、気分転換に効果的といわれています。
ぜひ好きな香りのアロマオイルを使って部屋の中でも落ち着いた時間を過ごしてみてください。

ストレスによる乾燥を防ぐための向き合い方

ストレスによる乾燥を防ぐための向き合い方
ストレスがかかったときの対処法だけでなく、根本的にストレスがかかりにくい環境作りも大切です。
ストレスと上手に向き合う方法は主に2つ挙げられます。

ストレスの根本を変化させる

ストレスとの向き合い方1つ目は問題焦点コーピングと呼ばれている方法で、ストレスを与えているもとにアプローチしてそのものを変えていくものです。
仕事の場合は部署やチームの異動や接し方を変えてもらうなどがあります。

自分の考え方を変える

ストレスとの向き合い方2つ目は情動焦点コーピングと呼ばれるもので、意見や考え方が合わない方に対して、ポジティブに受け止める方法です。
「自分にはない視点だな」や「こんな考え方もあるんだ」などと楽観視することでストレスが感じにくくなります。

この考え方が普段からできればストレスをうまく解消できますが、すでにストレスがある状態で急にこのように考えるのは難しいものです。
まずは環境や仕事の内容を変えられないか、周囲に相談してみるのがおすすめ。

ストレスによる肌荒れが現れる場所

ストレスによる肌荒れが現れる場所
肌荒れが起こりやすい箇所は大きく分けて4つあります。
それはおでこと頬、鼻と口回りです。
皮膚が薄いので外的な刺激が受けやすく、肌荒れが起きやすくなります。
それぞれのパーツごとにおすすめの対処法をご紹介していきます。

乾燥肌は鼻の肌もあれやすい

凹凸の多い鼻は元々Tゾーンのように皮脂が分泌しやすく、メイクによる汚れや角質が溜まりやすい箇所です。
脂が溜まりやすいので擦って落とそうとする方も多いかもしれませんが、極力肌への負担は控えましょう。
優しくマッサージするような感覚で汚れを落としていくのがおすすめです。

外的ストレスがかかりやすいほほ

頬は皮膚が薄く乾燥がしやすい場所です。
保湿がしやすいものの、蒸発や他からの刺激が受けやすい部位です。

そしてファンデーションやチークなど厚塗りがされやすい場所で、自ずと刺激も増えます。
徹底したメイク落としはもちろん、保湿も行っていくのが重要です。

乾燥肌による顎や口周りの肌荒れ

皮脂膜が薄い口周りは水分を確保しにくく、乾燥しやすいパーツです。
ピンポイントにケアする美容液や化粧水を使って、集中ケアするのがおすすめです。
口周りに関してはリップや歯磨き粉がつきやすいパーツになるので、清潔に保つことも重要です。

前髪やスタイリング剤によるストレスがかかるおでこ

おでこはワックスやムース、前髪を下ろしている方が荒れやすい箇所。
その日のうちにしっかりとスタイリング剤を落としておくのが重要で、髪につける肌にとって強めの薬剤はおでこにかからないようにしましょう。

乾燥肌はストレスも起因している

乾燥肌はストレスも起因している
今回は乾燥肌の原因の1つ、ストレスとの関連性についてご紹介しました。
単に湿度が低い時期だけでなく、精神的なストレスが原因になっている可能性もあります。
なぜ乾燥しているのか?の原因を知って、最適なケアをしていきましょう。
「大人肌研究所」では肌に優しい化粧品を取り扱っています。
ぜひチェックしてみてください。
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執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 高澤

当記事は、大人肌研究所の研究員の嶋野が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
運営元 株式会社ウィルミナ