オイリー肌は改善できる!スキンケア方法や化粧品選びのポイント

2022.05.30

オイリー肌って何?

オイリー肌って何?
オイリー肌の種類は大きく2つに分けられます。
1つ目は顔がいつもテカったり、ベタついたりしている脂性肌です。
2つ目は混合肌や、隠れ乾燥肌と言われているインナードライです。

脂性肌との違いは水分があるかどうかで、混合肌はおでこから鼻にかけてのTゾーンの油分が多いですが、頬や口周りなどは乾燥している肌のことを指します。
インナードライは皮膚の表面はベタついているものの、角層の水分は不足している状態です。

乾燥肌なのに顔の脂が出るのはなぜ?

本来皮脂が出るのは肌を守るため。
過剰に分泌されているのは、皮脂によって守らなくてはいけないほど無防備な肌の状態になっているサインです。
また乾燥しているのに顔から脂が出てしまうのは、肌の内部のうるおいが不足していて皮脂を出して守ろうとする防衛本能といえます。

脂性肌とインナードライの見分け方

洗顔後の肌で脂性肌かインナードライかを見分けられます。
洗顔後スキンケアをしない状態でカサカサ感がなく段々と皮脂が出る肌は脂性肌。
一方でつっぱりがあり、徐々に皮脂が出るのはインナードライです。

肌の質は遺伝的な要素が影響している可能性もありますが、生活習慣や日々のスキンケアから改善できます。
自分の肌に合った方法でオイリー肌を改善していきましょう。

なぜオイリー肌になる?考えられる5つの要因

なぜオイリー肌になる?考えられる5つの要因
ここからは具体的にオイリー肌になってしまう原因をご紹介していきます。
原因によってケアの方法が変わってくるので、どの項目が当てはまるかを押さえておきましょう。

1. スキンケア方法を間違えている

オイリー肌の方にはオイリー肌にあった化粧水や乳液、スキンケア方法を知っておくことが重要です。
肌を擦るようにゴシゴシ洗っていたり、テカリを防ぐために化粧水を塗らなかったりすると美肌から遠のいてしまいます。

間違ったケアをしているとかえって肌の機能を乱れさせてしまい、肌を守るための皮脂が過剰に出てくるので逆効果です。

2. 生活習慣や食生活が荒れている

肌の調子は日々の生活習慣も大きく影響していると言われています。
寝不足はもちろん脂質や糖分が多いものをたくさん食べていると、オイリー肌になりやすくなります。
植物性の油や脂身の多い肉類、甘いお菓子を控えるだけでも肌の改善が見込めるはずです。

3. ホルモンバランスが乱れている

生理の時期にはプロゲステロンというホルモンが増えやすくなり、心も体も不調になりやすい時期です。
体を整えるために水分や栄養を蓄えようとするあまり、太りやすかったり、むくみやすかったりする期間でもあります。

また男性ホルモンの「テストステロン」が分泌されることも、オイリー肌になってしまう一因。
このテストステロンは主に、ニキビができやすくなる思春期に多く分泌されやすいのが特徴です。

4. ストレスをため過ぎている

日常生活では少なからずストレスはつきまといます。
それをうまくリリースできていない状態の場合、ストレスに対抗するために「コルチゾール」というホルモンが分泌されやすくなります。

このホルモンは皮脂の分泌も促進してしまうので、結果的にオイリー肌に繋がってしまうのです。

5. 温度や湿度など外部原因も影響している

湿度が高い梅雨から夏にかけては、汗や皮脂が大量に出やすい時期です。
オイリー肌の方にとっては1年の中でも特にテカリが気になる期間で、汗をかかないために強めの冷房を入れている方も多いはず。

部屋を涼しくしてくれる反面、冷気による乾燥によってかえって皮脂が多くなってしまうこともあるので夏も念入りなスキンケアが必要です。

オイリー肌改善のためのスキンケア

オイリー肌改善のためのスキンケア
オイリー肌を改善するためには、正しいスキンケア方法を知っておくことが必要不可欠です。
洗顔方法とメイク方法で注意すべきポイントを紹介していきます。

やさしい泡でTゾーンから洗顔する

皮脂分泌の原因は乾燥によるものなので、脂が気になるからといってゴシゴシと洗ってしまうのは逆効果です。
そこで洗顔料を泡立て、クッションのようなふわふわの泡を作るのがポイント。
まずは皮脂量の多いTゾーンから泡を乗せていき、滑らせるようにすることで汚れや余分な皮脂を吸着させます。

そして洗顔の際には温度も重要なポイントです。
熱すぎると肌に負担がかかってしまうので、30度程度のぬるま湯で洗い上げるようにしましょう。

洗顔後は念入りな保湿を行う

オイリー肌の方にとって「保湿=ベタつき」というイメージを持っているかもしれませんが、肌質に問わず洗顔後の保湿は重要です。
乾燥してないかも?と思っていても、自分にあった化粧水や乳液を使って保湿する必要があります。

オイリー肌はメイク次第でカバーできる

メイクアップアイテムの中でも、特に化粧下地は自分に合ったものを使いましょう。
オイリー肌向けの下地アイテムを使うと、テカリや化粧崩れの防止になります。

その後は厚塗りを避けてファンデーションを薄く塗るのも重要なポイントです。
最後はフェイスパウダーでサラッとした肌の表面に整えていきましょう。

オイリー肌を改善させる生活習慣3選

オイリー肌を改善させる生活習慣3選
オイリー肌を改善させるには生活習慣の見直しも大切です。
1日の過ごし方を見直すだけで改善に近づけられるほど、ライフスタイルと肌は密接に関係しています。
今回は睡眠、食、心の3点から改善に近づける方法を紹介していきます。

肌改善には十分な睡眠が重要

睡眠時間の確保で肌の改善に影響を与えるの?と思う方もいるかもしれませんが、実は密接に関わっています。
睡眠時間が不足するとホルモンバランスが乱れて、皮脂量の増加につながってしまうためです。
毎日十分な睡眠をとるために、規則正しい生活を心がけましょう。

食生活を意識して糖質と脂質を避ける

糖質や脂質を多くとり過ぎてしまうのも、オイリーな肌になってしまう原因の1つです。
炭水化物や揚げ物、チョコレートやケーキなどのお菓子は食べ過ぎない程度にコントロールしていきましょう。

一方でビタミンB郡やビタミンCは皮脂分泌をコントロールする働きがあるので、オイリー肌の方に積極的に摂取してほしい成分です。

精神的な負荷をかけない生活を心がける

精神的なストレスも肌の状態に影響します。
ネガティブな出来事がイライラのもとになるのはもちろんですが、実は新しい環境やうれしいことがあっても感情が揺れてストレスになってしまうこともあります。

心穏やかな時間を過ごすために、趣味や運動、友達との会話などの時間を設けて楽しく解消できるようなライフスタイルを送るとよいでしょう。

オイリー肌の方のNGポイントとは

オイリー肌の方のNGポイントとは
続いてはオイリー肌の方にとってしてはいけないことを紹介していきます。
なぜNGなのかも含めて解説していきます。

オイリー肌のテカリを放置すること

皮脂の分泌が過剰になっているオイリーな肌を放置しておくと、毛穴に皮脂が詰まってしまい肌トラブルの原因になります。
できればこまめに優しい泡での洗顔やクレンジングを行うのがおすすめ。

肌の油分をとり過ぎてしまうこと

あぶらとり紙を使ってテカリを抑える方も多いですが、皮脂をとり過ぎてしまうとかえって乾燥を引き起こしてしまう可能性があります。
テカリが気になる場合は、柔らかいティッシュでポンポンと当ててとっていくのがベターです。

またふき取り化粧水で皮脂を落とす方法もあります。
コットンにつけて肌になじませる際、スライドさせるのではなく押さえるようにして使うのがおすすめです。
摩擦は肌のバリア機能を下げてしまいかねないので、丁寧にケアをしていきましょう。

オイリー肌に不向きな化粧品を使うこと

濃厚でこってりとしたテクスチャーのスキンケアアイテムや、油分の多いメイクアップアイテムを使うと、常に過剰な脂が肌に付着していることになり炎症の原因になります。

ファンデーションの中ではリキッドやクリーム系のものは油分が多いため、パウダーファンデーションにするか、つける時はごく薄く塗るようにしましょう。

オイリー肌を改善するためのおすすめ化粧品

オイリー肌を改善するためのおすすめ化粧品
オイリー肌を改善するには、肌に合ったスキンケアが必要不可欠です。
具体的にどのような商品がオイリー肌の方におすすめなのかも合わせてご紹介していきます。

テクスチャーが軽い化粧品

クロノレスト エクソルセラム オイリー肌の方はこってりとした重めの化粧品ではなく、サラッと伸びの良いアイテムを選ぶのがおすすめです。
肌表面だけでなく角質層までアプローチしてくれるもののほうが、土台からケアできるため改善につながりやすいです。

そこでおすすめの美容液が「クロノレスト エクソルセラム」
美容成分ナイアシンアミド(保湿成分)を配合しており、肌の調子を整えてくれます。
気になるテクスチャーはサラッと、かつとろっとしていて伸びの良さも魅力です。

クレンジング選びも重要

ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム オイリー肌改善のためには余分な皮脂をしっかり落とすことも重要です。
ザラザラとしたスクラブ入りのものは摩擦を起こしてしまったり、泡立ちの悪いものだと無意識に強く擦ってしまったりする可能性があります。

そこでおすすめなのが「ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」です。
肌に塗ると炭配合の濃密な泡が自然と出てきて、古い角質や汚れを落とします。

オイリー肌が改善した!と感じるまで約1年はかかる

季節ごとの気温や湿度の変化に影響されやすいオイリー肌。
夏は気温が高く汗とともに皮脂も現れやすいので顔の皮脂を感じやすいはずです。
紫外線や毎日の洗顔、メイクによるダメージもオイリー肌の原因なので夏だけのケアでは改善を感じることはできません。

そのため通年を通したスキンケアが必要です。
すぐに改善を感じられるものではないのですが、改善しないからといってすぐにケアを止めてしまうのは努力が無駄になってしまいます。
辛抱強く1年程度は意識して徹底的なケアを行っていきましょう。

オイリー肌を改善して肌悩みを減らそう

オイリー肌を改善して肌悩みを減らそう
今回はオイリー肌の原因から改善方法、おすすめの化粧品まで紹介しました。
オイリー肌は1週間や1ヶ月で改善するようなものではないのですが、スキンケアのちょっとしたコツや肌に合った化粧品をつけることで改善につながります。

気温の高く汗ばむ夏は特にテカリが気になる方が多いと思いますが、季節問わず少しの心がけで肌改善は可能です。ぜひ自分の肌と向き合って、オイリー肌をケアしましょう。

執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 高澤

当記事は、大人肌研究所の研究員の嶋野が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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