正しい保湿とは◯◯だった!肌の保湿力を高める方法とおすすめアイテム

2022.06.29

正しい保湿とは?



肌に水分をたっぷり与えることは保湿する上で重要なポイントですが、ただ水分を与えただけでは、時間が経つにつれて乾燥が進んでしまいます。
まずは肌の構造を知って、正しい保湿に必要なことを根本から学んでいきましょう。

正しい保湿は肌自らの力も必要不可欠



正しい保湿の目的は肌本来のうるおう力をサポートし、肌環境を整えること。
肌は3層構造で外側から表皮→真皮→皮下組織の順に重なり合っており、この構造がうるおいを保つ上で重要な役割を果たします。

角質層では水分を保持する役割を持つ天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)が作られています。
この天然保湿因子は、成分の半分がアミノ酸で肌のうるおいを守っています。
そして無数に存在する天然保湿因子の隙間を細胞間脂質が埋めることで、うるおいを角質層に留める役割を果たしています。(※“化粧品成分オンライン”公式HP

さらに角質層の中でも最も外側にあるベールのような皮脂膜が、ホコリや紫外線などの刺激から守り、水分を蒸発しにくくしています。

スキンケアではこれらの環境を整えることが重要。
どんなに高級な化粧品を使っていても、このバリア機能が崩れている状態では効果が発揮されにくいのです。
肌が自然とうるおいを守る力を活かせるような環境を作りましょう。

ニキビ肌の正しい保湿の仕方


ニキビ肌の方は基本的に皮脂が多い肌環境であることが多いです。
そのためベタつきが気になり保湿を控える方も多いのですが、実は肌の保湿をしないと知らないうちに乾燥が進んでしまいます。
その結果肌角質層の循環サイクルが乱れ、ニキビができやすい肌になってしまいます。

またニキビの原因であるアクネ菌を減らすための保湿アイテムを選ぶのがおすすめ。
思春期ニキビ、大人ニキビ、メンズニキビなどニキビの種類によってもおすすめの成分が異なるため、原因を探って適切なアイテムを選びましょう。
ニキビがどうしても治らない方や悪化してしまう方は、皮膚科で診てもらうのもおすすめです。

メンズにおすすめの肌の保湿方法


男性の肌は皮脂が多い一方で乾燥しやすいという特徴があります。
テカリが多い場合、必要以上に洗顔したり、保湿をしなかったりしているかもしれません。

しかし皮脂を取りすぎると、肌を守るために余計に皮脂が分泌されてしまうので逆効果。
洗顔は1日2回を意識し、化粧水だけで終わらせずに乳液やクリームなどを使ったスキンケアが必要です。

肌の保湿力が低下する3つの原因



環境によって肌の保湿力が低下するといわれています。
その原因は大きく3つあり、環境や毎日のスキンケア、加齢が挙げられます。

季節の変化や外的ダメージ


季節の変わり目は気温や湿度が急激に変わるため、秋から冬は空気が乾燥しやすく、肌角質層からの水分も奪われやすい傾向にあります。
一方の夏も冷房がかかっている室内にいることが増えてくるため、クーラーによって乾燥しがちに。
室内にいても外にいても少なからず乾燥の原因となる環境は多くあります。

間違った保湿スキンケア


毎日行っているスキンケアだからこそ、間違った方法で続けていると肌の保湿力低下につながってしまいます。
例えば洗顔の際に肌を不用意に擦ったりスクラブアイテムを頻繁に使ったり、洗浄力が強すぎる洗顔料を使っていたりすることが原因として挙げられます。

またスキンケア商品には適量が設定されています。
目安よりも少ないと効果が感じにくく、多すぎても逆効果になってしまいます。

特にシートマスクはついついつけっぱなしになってしまう方もいるかもしれませんが、規定の時間を守るように意識しましょう。
長くつけすぎることで、シートの水分量が足りなくなり、かえって肌の水分を奪う可能性もあります。
洗顔後に肌がつっぱっているかも?と感じたらスキンケアアイテムや方法を見つめ直してみてください。

年齢に伴い肌コンディションが悪くなる


先ほどご紹介した肌の保湿力に欠かせない、天然保湿因子(NMF)や皮脂は年齢を重ねていくにつれて減少してしまいます。
肌のコンディションが不安定になってしまうため、外からの刺激に敏感に反応してしまうのです。

肌の保湿力を高める正しいスキンケアの方法



ここからは肌の保湿力を高めるスキンケアの方法を4つご紹介していきます。
どれも今すぐ実行できることなのでぜひ試してみてください。

たっぷりの泡で優しく洗顔する


正しい保湿には正しい洗顔方法を知っておくことも重要です。
洗顔の目的はメイク汚れや古い角質などを落とし、スキンケアの成分を馴染みやすくすることです。

ゴシゴシと肌を擦ったり、熱すぎるお湯で洗ったり、頻繁に洗顔をしすぎたりすると過剰に皮脂が落ちてしまい乾燥の原因になります。
そのため洗顔料は泡立てて30度程度のぬるま湯を使い、朝晩2回のみの頻度で洗顔をするのがおすすめです。

すすぐ際には洗い残しがないように気をつけて、肌への負担が少ない柔らかくて清潔なタオルで拭き取りましょう。

洗顔後すぐに保湿ケアを行う


洗顔後の肌は、乾燥がしやすい状態です。
そのため保湿ケアは洗顔やお風呂上がりから時間をおかずに真っ先に行うようにしましょう。

保湿の順番は化粧水→美容液→乳液→クリームの順番が一般的ですが、化粧水と乳液だけでもデイリースキンケアとしては十分。
化粧水の目的は肌の水分を補い柔らかくして、乳液や美容液などの保湿成分を角質層まで届けやすくしてくれることです。

コットンを使って化粧水を付けると、顔全体にムラなく塗り広げられるメリットがあります。
しかし肌が敏感な方にとっては、コットンの繊維がダメージになってしまうこともあるので注意しましょう。

保湿成分が配合されたアイテムを使う


肌を健やかに保つためには水分量と皮脂量のバランスが大切です。
そこで必要なのが保湿成分や肌バリアのサポート成分が入ったアイテムを使うこと。

最近では数えきれないほどの化粧品メーカーや商品があるので、なりたい肌や自分の肌に合ったものを選ぶのがおすすめです。
化学物質などを使って保湿力を高めるスキンケア商品もありますが、敏感肌の方は化学物質成分が入っていないものを選ぶのがベターです。

塗り残しやムラがないように付ける


顔全体にムラなく塗り広げることも、正しい保湿をするために必要なこと。
特におでこと髪の生え際や凹凸の部分は均一に塗るのが難しく、乾燥しがちです。
スキンケアアイテムをつける際は鏡を見ながら下記の手順で付けていくのがおすすめ。

  1. 適量を手に取り手の温度で温める
  2. 額・両頬・鼻・あごに点々と置く
  3. 内側から外側に向かって丁寧に塗り広げる
  4. 両手を広げて顔を覆い馴染ませる

目元や口元などの皮膚が薄い部分には二度付けや、余った分はデコルテにもマッサージするようなイメージで塗り広げましょう。

肌に優しいおすすめのスキンケアアイテム


正しい保湿ケアの方法を知った上で、おすすめのスキンケア商品をご紹介します。
どれも肌のことを考えた商品で、鉱物油やパラベン、アルコール、香料、着色料不使用。
敏感肌の方や集中ケアをしたい方、短時間でスキンケアを行いたい方にもぜひ使ってほしいアイテムです。

炭配合濃密泡を使用したオールインワンクレンジング



ピュアクル ラクアワ クレンジング フォーム」は、肌に塗ると自然に泡立つ、クレンジングフォーム。
(※1)が配合されている濃密泡が、メイク汚れや余分な皮脂、古い角質をしっかり落としてくれます。

炭の吸着性を高める天然クレイ(カオリン)を配合(※1)することで、高い洗浄力なのも魅力!
植物由来成分配合(※2)で、洗い上がりの肌を整えてくれます。
鉱物油、アルコール、パラベン、合成香料が無添加なのもうれしいポイント!

肌に優しく、メイク汚れや皮脂汚れをしっかり落としたいという方におすすめです。

(※1)吸着成分
(※2)アーチチョーク葉エキス、サボンソウ葉エキス、ノイバラ果実エキス、ブドウ葉エキス(いずれも保湿、収れん剤)


年齢に応じたケアができる美容液



クロノレスト エクソルセラム」は、エイジングケア(※1)ができる美容液。

鉱物油・パラベン・アルコール・香料が含まれていない肌に配慮した設計になっているのが嬉しいポイント。
ナイアシンアミドを(※2)配合していて、肌にうるおいを与え乾燥しにくい状態へと整えます。
普段のスキンケアにプラスして年齢肌をケアしたい方におすすめです。

(※1)年齢に応じたケア
(※2)保湿成分

時短スキンケアが叶うオールインワンジェル



I・B・Oハトムギ配合モイストリッチジェル」は化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックの5つの役割が入った保湿ジェル。
2種類の北海道産のハトムギ由来エキス(※1)が、みずみずしく滑らかな肌へ整えてくれます。

パルミチン酸レチノール(※2)、プラセンタエキス(※2)、杏仁オイル(パーシック油)(※2)をたっぷり配合しており、高保湿なのも魅力!
鉱物油、パラベン、アルコール、香料、着色料が無添加なのもうれしいポイントです。

顔周りはもちろん首元のスキンケアにも使用できます。
オールインワンジェルで手軽にスキンケアがしたい、高保湿のスキンケアでしっかり保湿したいという方におすすめです。

(※1)保湿成分:加水分解ハトムギ種子、ハトムギ種子エキス(大人肌研究所 公式HPより)
(※2)すべて保湿成分


目元口元の集中ケアできる美容液



クロノレスト クリスタルコンセントレート」は、次世代成分クリスタル型ヒアルロン酸(※1)を配合した目元、口元用の美容液。
ヒアルロン酸が角質層までしっかりと浸透し、目元や口元の乾燥を防いでくれます。

美容保湿成分として植物由来のオイルを7種類配合(※2)しているので、みずみずしい肌にしてくれるのも魅力!
さらに肌の水分を保つセラミド(保湿成分)が、肌の保湿力をサポートしてくれます。

朝夜の1日2回、洗顔後に塗布するだけでOK。
夕方になると目元やほうれい線部分のメイクが崩れやすい、目元や口元をしっかり保湿したいという方におすすめのスキンケアアイテムです。

(※1)加水分解ヒアルロン酸(保湿成分)
(※2)スクワラン、アルガンオイル、シア脂、バオバブオイル、コーン油、インカインチオイル、デュナリエラサリナエキス(いずれも保湿成分)


正しい保湿の方法を知って肌を守ろう



今回は正しい保湿のやり方からスキンケアの方法、おすすめ商品をご紹介しました。
肌にうるおいを与えることはもちろんですが、それと同様にうるおいを閉じ込めることも重要です。
自分の肌や季節に合わせて、正しい保湿ケアアイテムで肌を労わりましょう。


執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 城戸

当記事は、大人肌研究所の研究員の嶋野が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
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