脂性肌と混合肌には特徴に違いがある!
脂性肌と混合肌はどちらも脂っぽさのある肌質ですが、根本的な原因や特徴には違いがあります。
脂性肌と思っていたけど実は混合肌だったという「隠れ混合肌」の方も多くいるので、原因も含めてそれぞれの特徴を押さえておきましょう。
脂性肌の特徴とは?
脂性肌はオイリー肌とも呼ばれていて、水分と油分ともに多い状態のことを指します。
肌は水分と油分のバランスを均等に保つことが重要ですが、油分の分泌が多い際に脂性肌になりやすいです。
肌がテカっていたりベタついていたりと肌を触ったときに感じられるケースが多く、肌のキメが粗いのも脂性肌の特徴です。
脂性肌は元々の体質が原因であると多く言われていますが、脂っぽい食事や化粧水だけでのスキンケアなど、生活習慣の悪化によって引き起こされることもあります。
混合肌の特徴とは?
混合肌とは脂性肌だけでなく乾燥肌の性質も持っている肌状態のことです。
脂性肌は顔全体的に油分が多いのに対し、混合肌はTゾーンはテカっているのに頬や口周りは乾燥している、「脂っぽいのにカサつく肌」のことを指します。
紫外線によるダメージや冷暖房による刺激と乾燥、さらに食生活や喫煙など生活習慣の乱れなども原因です。
脂性肌は比較的10代に多い傾向ですが、混合肌は大人にもよくみられます。
混合肌と乾燥肌との違いは肌のどの水分が不足しているか
乾燥肌は全体的に水分と皮脂量がともに少なく、肌がカサカサしている状態です。
Tゾーンも乾燥していて、どこを触っても洗顔後つっぱった感覚がある方は混合肌ではなく乾燥肌の可能性が考えられます。
乾燥肌は皮脂量が少ないため外的刺激に対してナイーブです。
花粉や紫外線、乾燥などによるダメージを受けやすく、季節の変わり目に肌のトラブルを感じやすくなります。
乾燥肌をそのままにしておくと、肌トラブルの原因になる場合もあるので混合肌でないにしても保湿ケアは大切です。
乾燥肌とオイリー肌はどっちがいい?
乾燥肌とオイリー肌はどちらも肌トラブルの1つです。
乾燥肌の場合は冬の乾燥により白い粉が吹いてしまったり、オイリー肌の場合は夏のテカリでメイクが落ちてしまったり、いずれにしても1年のうちで肌トラブルが起きやすい時期が到来します。
脂性肌と混合肌、乾燥肌の方はできるだけ自身にあったスキンケア方法やアイテムを使用するのが重要です。
特に肌トラブルを感じていない普通肌の方は今のままのスキンケアでも問題ありませんが、少しでも肌に違和感があれば早めに原因を突き止めてケアをしましょう。
脂性肌と混合肌の見分け方
脂性肌と混合肌の見分け方は大きく3つあります。
起床時にわかる診断方法や洗顔後に試せる方法、ベースメイクを塗ったときに試せるものがあるのでぜひ試してみてください。
これらの診断方法は一度行っても季節や年を重ねるにつれて異なるので、自分の肌質を決めつけるのではなく、定期的にチェックしてみるのがおすすめです。
1.起きてすぐの肌タイプ診断
1つ目はシンプルな方法で、起床して洗顔する前にUゾーンといわれている顎や口周りのフェイスラインの状態をチェックするというものです。
脂性肌の方はカサつきはなく、全体的にベタついている状態。
混合肌は「口周りは乾燥しているのに対し、顎だけがベタつく」など部分によって乾燥の感じ方が違います。
2.洗顔後10分後の違いをチェック
2つ目はあぶらとり紙を使って診断する方法です。
まず、洗顔をした後にタオルで顔をふき、スキンケアをせずに10分ほど待ちます。
湿度が低く乾燥しやすい時期は5分ほどでも十分です。
10分経ったらTゾーンと頬にあぶらとり紙を約10秒間押し当てて、脂がどれくらい取れたかを確かめます。
脂性肌の方は洗顔後10分間何もしなくても乾燥肌に現れやすいつっぱり感がなく、場所問わず脂がつきます。
一方の混合肌は10分後の肌に少しつっぱりがあり、特に皮膚の薄い目元や口元の乾燥が気になる方もいます。
あぶらとり紙ではTゾーンに付けたものだけに皮脂がつくのが特徴です。
3.ベースメイクをして約5時間後の肌状態
3つ目は洗顔からスキンケア、ベースメイクまでをした肌で様子を見る方法です。
朝にメイクをして、昼過ぎから夕方にかけての肌の様子を観察していきます。
脂性肌と混合肌の違いは、テカりのある肌の部位と、メイクが崩れているかどうかで見分けます。
全体的に皮脂分泌を感じられる方は脂性肌、一方で肌がゴワついていたり、皮が剥けていたりする部分がある方は混合肌の可能性が高いです。
脂性肌と混合肌にはスキンケア方法に違いがある
脂性肌と混合肌ではスキンケアのポイントが少し異なります。
それぞれの肌タイプ別でおすすめのスキンケア方法とアイテムの選び方を紹介するのでぜひ、参考にしてみてください。
脂性肌のスキンケアのやり方
全体的にオイリーな脂性肌の方は皮脂を落とそうとついつい強く擦ってしまいがちですが、濃厚なクッションのような泡で優しく洗うのがポイントです。
化粧水はメーカーが定めた適量を塗り、乳液やクリームで保湿をしましょう。
肌がべたつくという理由から乳液やクリームを塗りたくないという方もいるかもしれませんが、化粧水で与えたうるおいは時間と共に蒸発するため、保湿するのがおすすめ。
脂性肌の方はクリームはできるだけ滑らかで、重すぎないものを意識して選びましょう。
クリームよりも乳液の方が軽めのテクスチャーが多いので、クリームが合わなければ少量の乳液から試してみてください。
脂性肌の方には滑らかで使いやすいジェルタイプもおすすめ
目元やデコルテ、口周りに集中的にアプローチできるのが「
I・B・Oハトムギ配合モイストリッチジェル
」です。
オールインワンジェルなので、化粧水と美容液、乳液、クリーム、パックまで完結できるのが大きな魅力。
北海道産ハトムギ由来エキス(
※)を配合したジェル状の保湿アイテムで、効率的なスキンケアをしたい方におすすめ。
べたつき感のある乳液やクリームに抵抗がある方に、ぜひ試してほしい1つ5役のスキンケアアイテムです。
※ 保湿成分
混合肌のスキンケアのやり方
混合肌は季節によって肌トラブルの部分が変わってきます。
汗をかきやすい夏はTゾーンのテカリ、乾燥しやすい冬はフェイスラインのUゾーンがかさつきやすいので、シーズンによってスキンケア方法を変えるのがおすすめです。
混合肌はインナードライという別名がある通り、内側が乾燥しているのが特徴です。
根本的にアプローチしていくためには、脂性肌向けのものよりも乾燥肌向けの化粧品を選ぶのがおすすめ。
オイリーな部分も実は乾燥が原因の場合があるので、しっかりと保湿することが重要です。
スキンケアに美容液をプラスして丁寧な保湿を心がける
乾燥が気になる混合肌の方は化粧水と乳液だけで済まさず、美容液やクリームで入念に保湿をするのがおすすめ。
こちらの「クロノレスト エクソルセラム」は、エイジングケア(※1)ができる美容液。
鉱物油・パラベン・アルコール・香料が含まれていない肌に配慮した設計になっているのが嬉しいポイント。
ナイアシンアミド(
※2)配合していて、肌にうるおいを与え乾燥しにくい状態へと整えます。
普段のスキンケアにプラスして年齢肌をケアしたい方におすすめです。
※1 年齢に応じたケア
※2 保湿成分
乾燥肌と普通肌のスキンケア
肌環境はずっと同じではなく変わっていくので、脂性肌や混合肌ではない乾燥肌と普通肌の方はどのようなアプローチが必要なのかも合わせて紹介していきます。
乾燥肌は水分も油分も足りていないので、十分にうるおい成分を補うことが重要です。
つっぱってしまったり、しわが目立ったりする原因は乾燥にあるので、乳液やクリームを重ね付けしましょう。
さらに白い粉が吹いているような場合は、乾燥が重度なためスペシャルケアの徹底や保湿ができる化粧水を選ぶのもおすすめです。
普通肌の方は今はよくても、加齢による肌の乾燥やトラブルは避けられません。
基本的に化粧水と乳液を適量つけるのがおすすめですが、冬の乾燥する時期には二度塗りしてダメージの受けにくい肌環境を作るのも重要です。
脂性肌と混合肌の違い問わずスキンケアと生活習慣は大事
正しいスキンケアと規則正しい生活習慣は、肌の調子を整えるのに必要不可欠です。
それぞれのスキンケアの目的を知って普段の生活から意識して実践してみてください。
スキンケアは優しく早くが鉄則
洗顔は皮脂やホコリなどを取り除くことを目的としていて、あくまで「余分」なものを洗い流すだけで十分。
洗浄力の高いものを使わなくても基本的には顔に付着した汚れは落とせます。
肌のタイプ問わず重要なのが、濃密でモコモコとした泡で優しく撫でるように洗い流すことです。
顔の皮膚は他の部位と比べて薄いので、体を洗うようにゴシゴシ擦ってしまうと乾燥の原因になります。
洗顔後の保湿ケアは時間との戦いです。
特にお風呂上がりの肌は非常に繊細で柔らかく、水分の蒸発が進みやすい状態のため早めに保湿しましょう。
使う化粧品の種類や量などは肌のタイプによって調整してみてください。
肌と密接に関わる生活習慣
スキンケアによる肌に外からアプローチする方法だけでは肌の調子がすこやかでない場合があります。
そんなときに振り返ってほしいのが、栄養バランスのとれた食生活を送れているかどうかです。
脂身が多いお肉や揚げ物はもちろん、実は発汗作用のある激辛料理も多く食べると皮脂の分泌量が増え、テカリが目立ちやすくなります。
タンパク質やビタミン、食物繊維を含んだ食材をとれているか確認をして、不足しているようであれば積極的に食事に取り入れましょう。
色鮮やかな野菜に代表されるブロッコリーやトマト、パプリカなどの緑黄色野菜にはビタミンCやβカロテンが豊富に含まれています。
意識してもとれない栄養素はサプリメントからとるのもおすすめ。
肌は就寝時に活性化
睡眠環境を整えることも非常に重要です。
眠りについてから深い眠りに落ちるまでの約3時間のノンレム睡眠時は、成長ホルモンが大量に分泌される時間といわれています。
日中体を動かしたり太陽を浴びたりすると質のいい睡眠時間になりやすいので、運動不足や外出する時間が短い方は積極的にライフスタイルを見直していきましょう。
脂性肌と混合肌の違いを知って正しいケアをしよう
脂性肌と混合肌は見分けがつきにくく、自身の肌状態を知らずに誤ったスキンケアを行っている方も多いはず。
脂性肌だと思っていたら実は混合肌だった、というパターンもあるので今回紹介した見分け方を参考に肌診断をしてみてください!
「大人肌研究所」には肌に優しいスキンケア商品を多数取り揃えています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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執筆・監修者
大人肌研究所 研究員 小森
当記事は、大人肌研究所の研究員の嶋野が執筆と監修をしています。
大人肌研究所のお肌悩み研究では、大人の肌悩みに関する基礎知識やスキンケアの方法をご紹介しています。
大人の肌悩みを改善するためのケア商品も販売しています。
運営元
株式会社ウィルミナ